【寄り付き概況】
6日の日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比211円79銭高の2万8033円91銭。
前日の米国株市場では、目先リバウンドを狙った押し目買いが優勢となり、NYダウなど主要3指数が揃って上昇し、NYダウは前日に下げた分をほぼ帳消しにした。発表された9月の米ISM非製造業景況感指数が事前の市場予測を上回ったことがポジティブ視され、主力株をはじめ広範囲に買いを引き寄せた。
ただ、米長期金利上昇を背景にナスダック総合指数の戻りは鈍い。東京株式市場では前日まで日経平均が7日続落し、この間に2400円以上の下落をみせていたことから、きょうは突っ込み警戒感からの買い戻しや押し目買いが優勢になっている。
外国為替市場で円安が進行していることも輸出セクターに追い風となる。ただ、米金利高や原油市況の高騰を横目に警戒感も拭えず、買い一巡後は戻り売りに上げ幅を縮小するケースも考えられるだろう。
東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=111円台の半ば(5日は1ドル=111円09-10銭)、1ユーロ=129円台の前半(同128円83-87銭)で取引されている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も反発。
個別では、任天堂やキーエンスが上昇している。ソフトバンクグループ(SBG)も高い。一方、郵船など海運株や武田は下げている。
