日経ジャスダック平均株価は7日続落した。終値は前日比51銭安い3925円14銭と、8月25日(3912円66銭)以来の安値水準だった。ジャスダック市場は反発して始まった後は急失速する展開となった。後場中ごろにはマイナス圏に下落した。引けにかけては下げ渋る動きも見られたが、戻りは鈍く、前日終値同水準で引けた。米中にまつわる外部環境の不透明感や世界的なインフレ懸念に加え、国内での岸田新政権への期待後退が投資家心理へ影響していたもよう。
ハーモニックや出前館、放電精密が下落した。半面、ウエストHDやセリア、東洋合成は上昇した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で472億円、売買高は5941万株だった。値上がり銘柄数は249、値下がり銘柄数は332となった。
個別では、ルーデン・ホールディングス、ソフトウェア・サービス、ネクストジェン、まぐまぐ、タカギセイコーなど26銘柄が年初来安値を更新。放電精密加工研究所、ランシステム、ゼネテック、ファブリカコミュニケーションズ、アイビー化粧品が売られた。
一方、アジアゲートホールディングス、ディーエムソリューションズ、かんなん丸がストップ高。LAホールディングス、応用技術、川崎地質、ムラキなど5銘柄は年初来高値を更新。カーディナル、三ッ星、シイエム・シイ、小田原エンジニアリング、ランドネットが買われた。
