堅調展開か

 
 
 
 
8月2日の日経平均株価は、強弱感対立のなかも押し目買い優勢な展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万7000円-2万7400円。
ダウ平均は149ドル安の3万4935ドルで取引を終えた。アマゾンが決算を受けて7%を超える下落となり、全体もこれを嫌気して売りに押された。
アマゾンの下落に関しては、東京株式市場では先週末のうちに同社の時間外での動向を受けて先んじて消化している。先週末の日経平均は月内最終日かつ週末ということで、498円安と値幅を伴った下げとなった。米国株安は改めての売り材料とはならず、目先は突っ込み警戒感からの買い戻しやリバウンド狙いの押し目買いが誘発されやすいタイミングにあると予想する。
ただ、前週末7月30日の弱い動きに加え、新型コロナウイルスの新規感染者数の高止まりで、積極的な売買は限られそう。きょう2日からは、東京、沖縄に加え、神奈川、埼玉、千葉、大阪の4府県にも緊急事態宣言が発出され、景気回復の後ズレを警戒し、模様眺めムードも広がりそうだ。
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の半ば(7月30日は109円52-54銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=130円近辺(同130円28-32銭)とやや円高方向にある。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同30日の大阪取引所清算値比100円高の2万7450円だった。
 
 
【好材料銘柄】
 
■日本M&Aセンター <2127>
上期経常を一転2%増益に上方修正・最高益更新へ。
 
■イーグランド <3294>
上期経常を2倍上方修正・最高益予想を上乗せ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の5.5%にあたる35万株(金額で4億円)を上限に自社株買いを実施する。
 
■ニッポン高度紙工業 <3891>
上期経常を47%上方修正・最高益予想を上乗せ、通期も増額。
 
■生化学工業 <4548>
4-6月期(1Q)経常は7.6倍増益で着地。
 
■フューチャー <4722>
今期最終を15%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4円増額。
 
■大紀アルミニウム工業所 <5702>
上期経常を56%上方修正・最高益予想を上乗せ、通期も増額。
 
■長府製作所 <5946>
上期経常を23%上方修正、通期も増額、配当も4円増額。
 
■牧野フライス製作所 <6135>
今期経常を3.1倍上方修正。
 
■理想科学工業 <6413>
今期経常を28%上方修正。また、発行済み株式数(自社株を除く)の2.04%にあたる70万株(金額で12億円)を上限に自社株買いを実施する。
 
■ワコム <6727>
4-6月期(1Q)経常は47%増益で着地。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.23%にあたる200万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。
 
■双信電機 <6938>
今期経常を2倍上方修正、配当も4円増額。
 
■伯東 <7433>
上期経常を83%上方修正・14期ぶり最高益更新へ。
 
■グローバルダイニング <7625>
今期営業を一転黒字に上方修正。また、宿泊複合施設事業を開始。
 
■ホクシン <7897>
4-6月期(1Q)経常は97倍増益・上期計画を超過。
 
■スクロール <8005>
4-6月期(1Q)経常は13%増益で着地。
 
■ヒガシトゥエンティワン <9029>
4-6月期(1Q)経常は2.4倍増益で着地。
 
■KADOKAWA <9468>
4-6月期(1Q)経常は60%増益で着地。
 
■SCSK <9719>
9月30日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。4-6月期(1Q)税引き前は6%増益で着地、今期配当を実質増額修正。
 
■アイエックス・ナレッジ <9753>
4-6月期(1Q)経常は2.1倍増益。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.51%にあたる15万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施する。
 
■アウトソーシング <2427>
上期税引き前は5.5倍増益で上振れ着地。
 
■TOTO <5332>
4-6月期(1Q)経常は4.7倍増益で着地。
 
■日本ガイシ <5333>
今期経常を16%上方修正。
 
■日本特殊陶業 <5334>
4-6月期(1Q)税引き前は5.4倍増益で着地。
 
■大平洋金属 <5541>
上期経常を一転18%増益に上方修正、通期も増額。
 
■大同工業 <6373>
上期経常を38%上方修正・4期ぶり最高益更新へ。
 
■セイコーエプソン <6724>
今期税引き前を22%上方修正。
 
■日本マイクロニクス <6871>
上期経常を38%上方修正。
 
■エノモト <6928>
4-6月期(1Q)経常は2.5倍増益で着地。
 
■マツダ <7261>
4-6月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。
 
■豊田通商 <8015>
4-6月期(1Q)税引き前は3.4倍増益で着地。
 
■スパークス・グループ <8739>
4-6月期(1Q)経常は57%増益で着地。また、発行済み株式数(自社株を除く)の0.49%にあたる100万株(金額で2億5000万円)を上限に自社株買いを実施する。
 
■ミスミグループ本社 <9962>
今期経常を20%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も4.93円増額。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
2(月)
【国内】
7月新車販売台数(14:00)
7月軽自動車販売台数(14:00)
《決算発表》
三菱UFJ、塩野義、大塚商、AGC、三菱重、JSR、日本ハム、西武HD、ハウス食G、あおぞら、ケーズHD、丸和運輸、ニチアス、プリマハム、太陽HD、日鉄物産、キッセイ薬、千代建、日軽金HD、ティーガイア、長谷川香、三菱ロジ、GMOFHD
 
【海外】
中国7月財新製造業PMI(10:45)
米7月ISM製造業景気指数(23:00)
《米決算発表》
ロウズ

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