もみ合い展開か

 
 
4日の日経平均株価は反発後、もみ合い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万7500円-2万7800円。
NYダウ平均は278ドル高の3万5116ドルで取引を終えた。前日とは逆に序盤は弱めに推移したが、中盤にプラス圏が定着すると、終盤にかけて上げ幅を広げる展開。S&P500は史上最高値を更新した。米国株の引け味が良かったことを好感した買いが入ると予想する。ただ、日本株はコロナ感染拡大への懸念がくすぶること、ここまで決算に対する株価の反応が厳しめとなっていることから、積極的に上値を追うまでの流れにはならないだろう。
 
足元で上値の重い展開が続いていることから、戻りは限られそう。トヨタが午後1時に、22年3月期第1四半期(21年4-6月)の連結決算を発表する予定で、同社の業績動向を見極めたいとして、模様眺めムードが広がる場面もありそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円近辺(3日は109円21-23銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の前半(同129円71-75銭)と円高に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所清算値比90円高の2万7670円だった。
 
 
【好材料銘柄】
 
■宝ホールディングス <2531>
上期経常を69%上方修正・最高益予想を上乗せ、通期も増額、配当も2円増額。
 
■TDCソフト <4687>
4-6月期(1Q)経常は85%増益で着地。
 
■タカラバイオ <4974>
上期経常を58%上方修正・最高益予想を上乗せ、通期も増額、配当も4円増額。
 
■日本製鉄 <5401>
今期最終を54%上方修正・14期ぶり最高益、未定だった上期配当は55円実施へ。
 
■デコルテ・ホールディングス <7372>
10-6月期(3Q累計)税引き前は3.4倍増益・通期計画を超過。
 
■ラピーヌ <8143>
今期経常を一転黒字に上方修正。
 
■青山財産ネットワークス <8929>
8月31日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。上期経常は72%増益で着地、今期配当を実質増額修正。
 
■アドウェイズ <2489>
4-6月期(1Q)経常は97%増益で着地。
 
■ジョイフル本田 <3191>
今期経常は1%増で2期連続最高益、前期配当を1円増額・今期は8.5円増配へ。また、発行済み株式数の28.94%にあたる2987万6849株の自社株を消却する。消却予定日は8月20日。
 
■リミックスポイント <3825>
子会社ビットポイントジャパンが日本で初めて暗号資産「ADA(エイダコイン)」の取り扱いを開始する。
 
■Zホールディングス <4689>
4-6月期(1Q)税引き前は15%増益で着地。
 
■荒川化学工業 <4968>
上期経常を31%上方修正、通期も増額。
 
■フジミインコーポレーテッド <5384>
上期経常を45%上方修正・最高益予想を上乗せ、通期も増額、配当も20円増額。
 
■オイレス工業 <6282>
4-6月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。
 
■ダイキン工業 <6367>
上期経常を12%上方修正・2期ぶり最高益、通期も増額。
 
■IMAGICA GROUP <6879>
今期最終を2.5倍上方修正。
 
■ウシオ電機 <6925>
4-6月期(1Q)経常は10倍増益で着地。
 
■プロルート丸光 <8256>
今期経常を81%上方修正。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
4(水)
【国内】
《決算発表》
トヨタ、ソニーG、ソフトバンク、伊藤忠、テルモ、エーザイ、ユニチャーム、住友商、三菱ケミHD、ミネベアミツミ、ヤマハ、東レ、いすゞ、郵船、リコー、イビデン、カカクコム、ライオン、コンコルディア、日油、ファンケル、空港ビル、日ユニシス、川崎船、ネットワン、日光電、富士急、五洋建、長瀬産、寿スピリッツ、日水、サンリオ、日清紡HD、三菱食品、オカムラ、JTOWER、タクマ、セーレン、日東紡、ダスキン、日立造、スカパーJ、日本ライフL、コロプラ、JCU
 
【海外】
米7月ADP全米雇用リポート(21:15)
米7月ISM非製造業指数(23:00)
《米決算発表》
ゼネラル・モーターズ、クラフト・ハインツ、ウェスタン・デジタル

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

株ちゃんofficial xはこちら!
目次