東証マザーズ指数は続落した。終値は前日比14.31ポイント安い1071.22だった。
新型コロナウイルス変異株拡大への警戒感から投資家心理が悪化。幅広い銘柄で売りが広がり、値下がり銘柄数は全体の約8割に達した。
時価総額上位のメルカリが上昇し相場を下支えしたが、弁護士ドットコムやフリーなどが下落して相場の重しとなり、マザーズ指数はマイナスに転じ軟調な値動きでの推移となった。その後、大引け前に時価総額上位のウェルスナビやBASEがマイナスに転じたことが嫌気され、マザーズ指数は下げ幅を拡大し本日の安値圏で取引を終了した。
フリーやビジョナル、そーせいが売られた。メルカリやデコルテHD、ペイロールが上昇した。
この日の東証1部市場では、堅調な業績を発表した機械株などの景気敏感株が上昇し、相場を下支えした。一方、「新興市場は内需銘柄が中心のため、下落率が大きくなった可能性がある」との声が聞かれた。
売買代金は概算で1166.91億円。騰落数は、値上がり65銘柄、値下がり299銘柄、変わらず7銘柄となった。
個別では、サーキュレーションが一時ストップ安と急落した。アスカネット、AMBITION、ティーケーピー、農業総合研究所、ベガコーポレーションなど87銘柄は年初来安値を更新。ブレインズテクノロジー、デリバリーコンサルティング、オムニ・プラス・システム・リミテッド、i-plug、バンク・オブ・イノベーションが売られた。
一方、Welby、デコルテ・ホールディングスが一時ストップ高と値を飛ばした。グローバルウェイ、スマレジは年初来高値を更新。メルカリ、ハイアス・アンド・カンパニー、ペイロール、東京通信、トゥエンティーフォーセブンが買われた。
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