[概況]
9日、欧米時間の外国為替市場における米ドル円は一時110.360円まで上昇した。先週末に発表された7月米雇用統計の結果を受け、雇用の改善などから米連邦準備理事会(FRB)が量的緩和の縮小(テーパリング)開始の議論を進めやすくなるなどの思惑が浮上している。早期テーパリング観測により、米長期金利は1.32%付近まで上昇すると、日米金利差が意識され、米ドル円は買いが優勢の展開となった。
テクニカル的には米ドル円は一目均衡表の雲の中で推移していることから、雲上限(110.571円)付近を試す展開に期待したい。
[提供:AIゴールド証券株式会社]
