「IPO騒ぎにメス」

「IPO騒ぎにメス」

水曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。
NYダウとS&P500は終値ベースの最高値を更新した。
NASDAQは続落。
消費者物価指数(CPI)は前月比で0.5%上昇。
6月の0.9%上昇から伸びが大幅に鈍化。
「インフレへの懸念が緩和した」との解釈だ。
ただダラス地区連銀のカプラン総裁。
「FRBは9月のFOMCで10月からテーパリングに着手することを発表すべき」。
そういう声もある。
CPIは前年同月比では5.4%上昇と13年ぶりの高水準にとどまっている。
市場予想は前年同月比が5.3%上昇、前月比は0.5%上昇だった。
変動の大きい食品とエネルギーを除いたコア指数は前月比0.3%上昇。
市場予想は0.4%上昇だった。
6月は0.9%上昇していた。
7月は4カ月ぶりの小幅な伸びにとどまったほか伸び鈍化は2月以来。
7月の財政収支は、赤字額が3020億ドルと、前年同月の630億ドルから拡大。
7月としては過去最高となった。
市場予想は3070億ドルだった。
歳入は前年同月比54%減の2620億ドル。
歳出は10%減の5640億ドル。
10年国債利回りは1.335%。
2年国債利回りは0.220%。
ドル円は110円台半ば。
WTI原油先物は前日比0.96ドル(1.41%)高の1バレル=69.25ドル。
ビットコインは1.5%高の4万6304.54ドル。
一時、5月17日以来の高値となる4万6787.60ドルを付けた。
イーサは2.7%高の3226.18ドル。
SKEW指数は148.27→154.32。
恐怖と欲望指数は36→39。

水曜のNYダウは220ドル(0.62%)高の35484ドルと続伸。
高値は35501ドル。
NASDAQは22ポイント(0.16%)安の14765ポイントと続落。
S&P500は10ポイント(0.25%)高の4447ポイントと続伸。
高値は4449ポイント。
NYダウとS&P500は終値ベースの過去最高値を更新。
ダウ輸送株指数は265ポイント高の14867ポイントと続伸。
SOX指数は0.24%安の3350ポイントと5日続落。
VIX指数は16.06と低下。
合算売買高は86.2億株(前日89.9億株、過去20日平均は95.5億株)。
225先物CME円建ては大証比日中比160円高の28230円。
ドル建ては大証比日中比175円高の28245円。
ドル円は110.40円。
10年国債利回りは1.335%。
2年国債利回りは0.220%。

水曜の日経平均は寄り付き157円高。
終値は182円高の28070円と4日続伸。
上昇率は0.65%。
7月16日以来の終値28000円台。
日足は4日連続で陽線。
4日続伸は5月27日までの5日続伸以来の記録。
TOPIXは0.92%上昇で4日続伸。
東証マザーズ指数は0.51%上昇で3日続伸。
日経ジャスダック平均は0.19%上昇で続伸。
東証1部の売買代金は2兆6453億円(前日2兆6077億円)。
10日連続で2兆円超。
値上がり1498銘柄(前日1311銘柄)。
値下がり621銘柄(前日790銘柄)。
新高値77銘柄(前日72銘柄)。
新安値54銘柄(前日80柄)。
騰落レシオは87.42(前日89.28)。
NTレシオは14.37倍(前日14.40倍)。
48日連続で14倍台。
サイコロは8勝4敗で66.67%。
右肩下がりの25日線(27975円)からは△0.34%(前日▲0.42%)。
29日ぶりに上回った。
200日線とほぼデッドクロス。
ただサポートにはなった。
右肩下がりの75日線は28516円。
29日連続で下回った。
右肩上がりの200日線(27971円)からは△0.35%(前日▲0.22%)。
10日ぶりに上回った。
右肩上がりの5日線(27828円)から△0.91%。
4日連続で上回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.881%(前日▲14.579%)。
買い方▲8.830%  (前日▲9.401%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方 ▲5.254%(前日▲4.661%)。
買い方▲23.479% (前日▲24.148%)。
空売り比率は41.5%(16日連続で40%超:前日42.0%)。
空売り規制なしの比率は7.1%(前日8.1%)。
8月6日時点の信用売り残は68億円増の6829億円。
3週ぶりに増加。
同信用買い残は1138億円減の3兆4381億円。
2週連続で減少。
金額ベースでの信用倍率は5.03倍(前週は5.42倍)。
5週連続で5倍台。
日経VIは19.57(前日19.57)。
日経平均採用銘柄の予想PERは13.24倍(前日13.13倍)。
29日連続で13倍台。
前期基準では17.86倍。
EPSは2120円(前日2124円)。
225のPBRは1.20倍。
BPSは23392円(前日23435円)
日経平均の益回りは7.56%(前日7.62%)。
配当利回りは2.00%。
10年国債利回りは0.035%。
東証1部全銘柄だと予想PERは15.50倍。
前期基準では20.91倍。
PBRは1.30倍。
東証1部単純平均株価は10円高の2416円。
東証1部売買単価は2210円(前日は2397円)。
東証1部時価総額は724兆円(前日は718兆円)。
65日連続で700兆円超。
ドル建て日経平均は253.60(前日253.66)。
水曜のシカゴ225先物終値は大証日中比160円高の28230円。
高値は28240円、安値は27935円。
225先物大証夜間取引終値は日中比150円高の28220円。
気学では「弱体日にしてじり安を辿るが、悪目買い狙え」。
金曜は「下げ続けて来た時は小底入れとなる日」。
ボリンジャーのプラス1σが28382円。
一目均衡の雲の上限が28736円。
下限が28596円。
18日連続で雲の下。
一目均衡の雲は白くねじれ19日に黒くねじれる。
勝手雲の上限は28091円。
前日もキャップ。
下限が27882円。
18日ぶりに勝手雲の中。
RSIが56.70(前日48.25)。
RCIが67.58(前日65.93)。
7月SQ値は27726円。
イスラム・ヒジュラ暦の新年期間。
アノマリー的には「変化日」。

《今日のポイント8月12日》

(1)水曜のNY株式市場で主要3指数はマチマチの動き。
   NYダウとS&P500は終値ベースの最高値を更新した。
   NASDAQは続落。
   10年国債利回りは1.335%。
   2年国債利回りは0.220%。
   ドル円は110円台半ば。
   SKEW指数は148.27→154.32。
   恐怖と欲望指数は36→39。

(2)ダウ輸送株指数は265ポイント高の14867ポイントと続伸。
   SOX指数は0.24%安の3350ポイントと5日続落。
   VIX指数は16.06と低下。
   合算売買高は86.2億株(前日89.9億株、過去20日平均は95.5億株)。
   225先物CME円建ては大証比日中比160円高の28230円。

(3)東証1部の売買代金は2兆6453億円(前日2兆6077億円)。
   新高値77銘柄(前日72銘柄)。
   新安値54銘柄(前日80柄)。
   騰落レシオは87.42(前日89.28)。
   NTレシオは14.37倍(前日14.40倍)。
   サイコロは8勝4敗で66.67%。

(4)右肩下がりの25日線(27975円)からは△0.34%(前日▲0.42%)。
   29日ぶりに上回った。
   200日線とほぼデッドクロス。
   ただサポートにはなった。
   右肩下がりの75日線は28516円。
   29日連続で下回った。
   右肩上がりの200日線(27971円)からは△0.35%(前日▲0.22%)。
   10日ぶりに上回った。
   右肩上がりの5日線(27828円)から△0.91%。
   4日連続で上回った。

(5)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲14.881%(前日▲14.579%)。
   買い方▲8.830%  (前日▲9.401%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方 ▲5.254%(前日▲4.661%)。
   買い方▲23.479% (前日▲24.148%)。

(6)空売り比率は41.5%(16日連続で40%超:前日42.0%)。
   空売り規制なしの比率は7.1%(前日8.1%)。
   8月6日時点の信用売り残は68億円増の6829億円。
   3週ぶりに増加。
   同信用買い残は1138億円減の3兆4381億円。
   2週連続で減少。
   金額ベースでの信用倍率は5.03倍(前週は5.42倍)。
   5週連続で5倍台。
   日経VIは19.57(前日19.57)。
   日経平均採用銘柄の予想PERは13.24倍(前日13.13倍)。

(7)日経平均採用銘柄の予想PERは13.24倍(前日13.13倍)。
   EPSは2120円(前日2124円)。
   BPSは23392円(前日23435円)

(8)東証1部時価総額は724兆円(前日は718兆円)。
   ドル建て日経平均は253.60(前日253.66)。

(9)ボリンジャーのプラス1σが28382円。
   一目均衡の雲の上限が28736円。
   下限が28596円。
   18日連続で雲の下。
   一目均衡の雲は白くねじれ19日に黒くねじれる。
   勝手雲の上限は28091円。
   下限が27882円。
   18日ぶりに勝手雲の中。
   RSIが56.70(前日48.25)。
   RCIが67.58(前日65.93)。
   7月SQ値は27726円。
   イスラム・ヒジュラ暦の新年期間。
   アノマリー的には「変化日」。

今年の曜日別勝敗(8月11日まで)

月曜18勝12敗
火曜17勝13敗
水曜12勝20敗
木曜18勝10敗
金曜14勝16敗

ようやく数十年にも及ぶ「IPO躁騒曲」に終止符が打たれる予兆。
公正取引員会はIPO時に企業が適切に資金調達できているかの調査を始めたとの報道。
背景は事前に証券会社などと決める公開価格と、最初に売買が成立した初値の差が欧米より大きいこと。
企業が調達する額が低いとの指摘が多いのだという。
だから「日本は世界に比べスタートアップが育たない」という成長戦略からの視点だ。
IPOで上場した日本企業の初値は平均で公開価格の1.5倍。
一方欧米では平均1.1ー1.2倍。
昨年の資金調達額は1件あたり0.36億ドル。
応酬の4分の1にしか過ぎない。
だから、本来IPO企業が受け取るべき資金が通りすがりの投資家のIPO投資で奪われているという面はある。
そもそも、初値が公開価格の何倍にもなる「値付け」っていうのはどう考えても間違っている。
というか相場観や分析力の欠如の裏返しだ。
しかし、引き受け簿残を避けるために証券会社は低い公開価格が金科玉条だった歴史。
これは否定できないだろう。
大昔の時価発行増資にしたって似たようなものだった。
重工やKDDのCBなど上場時に2倍だったのだから、それこそ貰えれば宝物だった。
それにしても成長戦略の視点でIPOにメスを入れ、それも金融庁ではなく公正取引委員会という姿勢は上手い。
歴史の積み重ねの上で、金融庁の発想だって証券村の思想が蔓延っていないとは言えない。
むしろ先入観のない公取の方が「証券の常識・世間の非常識」をあぶりだしてくれるかも知れない。
そして、公開価格と初値のかい離が少しでも狭くなれば、忌まわしいIPO騒ぎも静まるだろう。
「市場の公正価格で登場し市場が決める株価こそ正しい」に一歩近づける可能性が出てきた。
「投資家保護のためにgumiのような事例はないように」という低価格設定の大義名分はある。
「公開以降の株価の軟調も多い」という指摘もある。
それでもIPO騒ぎが鎮まることの方が大切なように思われる。

ニューヨーク証券取引所(NYSE)の動き、
トレーディングフロアに出入りする全ての人に対し9月13日までにワクチンの接種を完全に済ませるよう要請。
入場前に新型コロナ検査の陰性証明を提示するほか、常時マスクを着用する必要があるという。
米国では多くの企業がワクチン必須になってきている。
おそらく日本もこの動きに同調してくることだろう。

「夢」についての疑問。
どうして下に落ちる夢が多いのか。
どうして追いかけられる夢ばかりで追いかける夢はないのか。
人それぞれ夢の中身は異なるのだろうが・・・。
あるいはネガティブな夢ばかり覚えているからなのだろうか。
人は恐怖と欲望に左右されるという傍証かも知れない。

◇━━━ カタリスト━━━◇

プレミアG(7199)・・・動兆

プレミアグループに注目する。
同社は古車オートクレジットと故障保証が中核。
整備・板金を育成拡大。
消費者向け検索サイト強化。

(兜町カタリスト櫻井)

株ちゃんofficial xはこちら!
目次