下落、円高進行も警戒

【寄り付き概況】

16日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前週末比171円04銭安の2万7806円11銭。
 
前週末13日の米株式市場は、NYダウは15ドル高と小幅に4日続伸し最高値を更新した。ただ、米8月ミシガン大学消費者態度指数が、市場予想を下回ったことから米景気への先行き不安が台頭した。また、為替は1ドル=109円後半へ円高が進行した。こうしたなか、週明けの東京株式市場では日経平均株価は下落してスタートした。
 
内閣府が取引開始前に発表した4~6月期の実質国内総生産(GDP、季節調整値)は前期比年率で1.3%増と、2四半期ぶりにプラス成長となった。民間予想の中央値(0.6%増)を上回ったものの、積極的に売買の材料とする向きは限られている。
 
寄り付き時点で業種別では33業種中、上昇は1業種のみ。値上がりは海運。値下がり上位に鉱業、石油、ゴム、輸送用機器、不動産、非鉄など。
 
 
業種別では、オリエンタルランド(OLC)、リクルートHなどのサービス株や三井不  、三菱地所などの不動産株が下落。クレセゾン、オリックスなどのその他金融株も安い。三菱倉、上組などの倉庫運輸株も軟調。三菱UFJ、三井住友なども下げている。

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