マザーズ指数は3日続落、手じまいの動き

東証マザーズ指数は3日続落した。終値は前週末比38.38ポイント安い1030.62となり、昨年8月12日(1008.85)以来およそ1年ぶりの安値を付けた。国内の新型コロナウイルス感染拡大に歯止めがかからず、東京株式市場全般が大幅安となり、投資家心理が悪化した。新興市場上場の主力級銘柄に投げ売りが出ている。好決算や上方修正を発表した銘柄のみに物色はとどまり、後場には若干とはいえ前場につけたきょうの安値を割り込むなど、終日弱い値動きとなった。
市場ではマザーズ銘柄を信用取引で買っていた個人投資家が追加証拠金(追い証)の差し入れを回避するために損失覚悟で売りを出したとの見方もあった。
メルカリやケアネット、フリーが下落した。一方、ブシロードやヘリオスが上昇した。
 
売買代金は概算で1257.55億円。騰落数は、値上がり86銘柄、値下がり282銘柄、変わらず8銘柄となった。
 
個別では、オークファン、グローバルウェイ、ヘッドウォータース、ニューラルポケット、Kaizen Platformなど8銘柄がストップ安。いつも、交換できるくんは一時ストップ安と急落した。ジーエヌアイグループ、総医研ホールディングス、タスキ、夢展望、cottaなど75銘柄は年初来安値を更新。KIYOラーニング、シェアリングテクノロジー、サイジニア、Chatwork、コパ・コーポレーションが売られた。
 
一方、ラキール、パワーソリューションズ、ウィルズ、トレンダーズ、リビングプラットフォームがストップ高。アクセルマーク、ヘリオス、MRT、ブティックスなど6銘柄は年初来高値を更新。うるる、ブシロード、リビン・テクノロジーズ、くふうカンパニー、フリークアウト・ホールディングスが買われた。

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