堅調展開か

25日の日経平均株価は、センチメントの改善は続いており、終日しっかりとした動きになると予想する。
日経平均株価の予想レンジは、2万7500円-2万7800円。
米国株は3指数揃って続伸。NYダウ平均は小幅ながら3日続伸、ナスダック総合は初めて15000ポイントを上回って終了した。
きょうも米国株の流れを引き継ぐこととなり、旅行や空運などの経済活動再開銘柄や景気敏感株が活況になるとみる。特にWTIが3%近い上昇となっていることからエネルギー関連の動向が注目されるだろう。
ただ、日経平均株価は、連日で大幅上昇し720円(2.7%)近い上げとなっており、手がかり材料に乏しいなか、短期的な過熱感が警戒されそう。
また、政府はきょうにも、新型コロナの緊急事態宣言の対象地域に、北海道、宮城、岐阜、愛知、三重、滋賀、岡山、広島の8道県を追加する見込み。感染拡大による景気回復の後ズレ懸念が重しとして意識される場面も想定される。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の半ば(24日は109円76-78銭)、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の後半(同128円83-87銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所清算値比25円高の2万7765円だった。
 
 
【好材料銘柄】
 
■ケイブ <3760>
台湾子会社がデジタルコンテンツビジネスにおける海外企業などとの業務提携を支援する新規事業を開始。また、同子会社が開発しているライブ配信アプリのリリース時期が22年1月に決定。
 
■ミナトホールディングス <6862>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.93%にあたる15万株(金額で1億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月24日から12月30日まで。
 
■IMV <7760>
今期配当を1.5円増額修正。
 
■大日精化工業 <4116>
中期経営計画を策定。24年3月期に営業利益87億円(21年3月期は49.2億円)を目指す。
 
■サイボウズ <4776>
7月売上高は前年同月比19.1%増の15.1億円、営業利益は同19.0%増の3.1億円。営業利益の前年比プラスは4ヵ月ぶり。
 
■リプロセル <4978>
仏TEXCELL社とGMP-iPS細胞マスターセルバンク製造販売で戦略的業務提携。
 
■シード平和 <1739>
中期経営計画を策定。24年6月期に営業利益26.7億円(21年6月期は19.6億円)を目指す。
 
■FRONTEO <2158>
デジタル安全保障の基盤となる機密情報の取り扱い/共有に関するセキュリティガイドライン策定に向けて、戦略アドバイザーの手塚悟氏と共同研究を開始。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
25(火)
【国内】
《決算発表》
タカショー
 
【海外】
独8月Ifo景況感指数(17:00)
米7月耐久財受注(21:30)
米5年国債入札
《米決算発表》
セールスフォース・ドットコム、ネットアップ
 

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

 

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