東証マザーズ指数は4日続伸した。終値は前日比10.05ポイント高い1082.65と、米国株高を受けて安心感が広がり、買いが優勢だった。2週間ぶりの高値となった。
マザーズ指数は16.43ポイント高まで上昇する場面があった。しかし、フリー、ヘリオス、ウェルスナビなど時価総額上位銘柄が下落して相場の重しとなり、マザーズ指数は上げ幅を縮小して取引を終了した。なお、東証1部市場が前引け間際に値を消したことも、相場の上値を抑えたようである。
JPモルガン証券が投資判断を引き上げたメルカリが上昇。アンジェス、サイバーセキも買われた。
市場では「マザーズ銘柄の中でも、投資家によく知られている銘柄に買い注文が戻ってきた」との声が聞かれた。一方、「マザーズ指数は25日移動平均線付近まで上昇したが、需給の整理がついていない銘柄が多い」して、銘柄により売り圧力が強いものも多いとの指摘もあった。
売買代金は概算で1384.15億円。騰落数は、値上がり206銘柄、値下がり156銘柄、変わらず16銘柄となった。
個別では、インティメート・マージャーが一時ストップ高と値を飛ばした。FRONTEO、キッズウェル・バイオ、レントラックスなど4銘柄は年初来高値を更新。サイバーセキュリティクラウド、Enjin、リックソフト、HENNGE、フォースタートアップスが買われた。
一方、AMBITION、コラボス、日本動物高度医療センター、Kids Smile Holdingsが年初来安値を更新。フリークアウト・ホールディングス、グローバルウェイ、ペイロール、アイキューブドシステムズ、ヘリオスが売られた。
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