31日の日経平均株価は、上値の重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万7600円-2万7900円。
NYダウ平均が下落し、S&P500とナスダックが上昇した。ダウ平均は55ドル安の35399ドルで取引を終了。米長期金利が低下したことで、ハイテク株や不動産株が上昇した一方、金融株やエネルギー株が売りに押された。ただ、米国株は概ねしっかりとした動きが続いており、月末を過度に警戒する流れにはならないだろう
手がかり材料に乏しいなか、日本時間の午前10時には、中国で8月製造業・非製造業・コンポジットPMI(購買担当者景気指数)の発表がある。中国の景気減速が警戒されているなか、模様眺めムードが広がりそう。
また、日経平均株価は昨年9月以降、11カ月連続の月末安となっていることもあり、様子見姿勢が強まることも想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の後半(30日は109円80-82銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の半ば(同129円58-62銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、30日の大阪取引所清算値比45円安の2万7695円だった。
【好材料銘柄】
■霞ヶ関キャピタル <3498>
今期売上高を14%上方修正・最高予想を上乗せ。
■ディー・エル・イー <3686>
中期経営計画を策定。24年3月期に売上高39億円(22年3月期計画は18億円)、営業損益4億円の黒字(同2億円の赤字)を目指す。
■ダイコク電機 <6430>
上期経常を2.8倍上方修正、配当も15円増額。また、21年9月末から株主優待制度を再開。毎年9月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数と保有期間に応じて1000~5000円分のクオカードを贈呈する。
■ゆうちょ銀行 <7182>
発行済み株式数の16.67%にあたる7億5045万4980株の自社株を消却する。消却予定日は9月15日。
■インプレスホールディングス <9479>
メディアドゥ <3678> とPOD(プリント・オンデマンド)書籍出版市場における業務提携に関する協議を開始。
■リボミック <4591>
滲出型加齢黄斑変性治療薬「RBM-007」の米国第2相RAMEN試験における患者の組み入れが完了。
■テクノホライゾン <6629>
自動はんだ装置やレーザー関連製品の製造・販売を手掛けるアポロ精工の全株式を取得し子会社化する。取得価額は19億円。
■プレシジョン・システム・サイエンス <7707>
新型コロナウイルスに対する迅速核酸抽出用プロトコールICカードを販売開始。鼻咽頭拭い液、唾液検体から従来法の約3分の1の動作時間で従来法と同等効率の全自動核酸抽出を行うことが可能。
■ヤマエ久野 <8108>
今期最終を2倍上方修正・6期ぶり最高益更新へ。
【主な経済指標・スケジュール】
31(火)
【国内】
7月失業率(8:30)
7月有効求人倍率(8:30)
7月鉱工業生産(8:50)
2年国債入札
《決算発表》
トリケミカル、菱洋エレク、ラクーンHD
【海外】
中国8月製造業PMI(10:00)
中国8月非製造業PMI(10:00)
米6月S&Pコアロジック・ケース・シラー住宅価格指数(22:00)
米8月消費者信頼感指数(23:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
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