【寄り付き概況】
1日の日経平均株価は続伸して始まった。始値は前日比89円50銭高の2万8179円04銭だった。その後、上げ幅は100円を超えた。米国株に比べた日本株の出遅れ感を意識した買いが先行している。先行きの経済対策による景気回復への期待も相場の支えとなっている。
前日に月末安アノマリーを覆して上昇し2万8000円台を回復した日経平均だったが、きょうはその反動をこなして買い優勢でスタートした。前日の米国株市場ではNYダウが小幅ながら続落したほか、ナスダック総合指数やS&P500指数いずれもマイナス圏で引けており、この流れを受け東京株式市場でも買いが手控えられやすい。
ただ、国内に買い手掛かり材料は少ないものの下値を売り込む新たな材料も見当たらない。きょう前場取引時間中に発表される中国の経済指標などに左右される可能性もある。
東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=110円台の前半(8月31日は1ドル=109円81-83銭)、1ユーロ=129円台の後半(同129円88-92銭)で取引されている。
