東証マザーズ指数は前日比15.44ポイント高の1196.68ポイントと4日続伸した。
前日の米ハイテク株高を受けて、国内の新興市場でも成長期待の大きいIT(情報技術)銘柄など主力株の一角が買われ、指数を支えた。堅調展開の週末相場でメルカリが続伸して指数を支えた。他ではメドレー、BASEが上昇した。一方、ケアネットやフリー、Appierは下落した。
マザーズ、ジャスダック両市場ともに値上がり銘柄数が値下がりの数を大きく上回り、株価指数は堅調に推移した。ただ、取引は少数の時価総額上位銘柄や直近上場銘柄に集中し、物色に広がりは見られなかった。
値上がり銘柄数は227、値下がり銘柄数は118となった。
きょうマザーズに上場したステムセル研は公開価格(2800円)の1.7倍となる4830円で初値を付け、制限値幅の下限(ストップ安水準)である初値比14.5%安の4130円で終えた。日本電解は公開価格と同じ1900円で初値を付け、初値を上回る1967円で終えた。
24日に上場したベイシスは2日目のきょう、公開価格(2040円)の2.5倍の5200円で初値を付け、初値を上回る6030円で終えた。
個別ではベイシスが一時ストップ高と値を飛ばした。FRONTEO、ユナイテッド、GMOリサーチ、Mマート、オンコリスバイオファーマなど12銘柄は年初来高値を更新。フルッタフルッタ、ヒューマン・アソシエイツ・ホールディングス、ヒューマンクリエイションホールディングス、アイドマ・ホールディングス、ピアズが買われた。
一方、ステムセル研究所がストップ安。アイ・パートナーズフィナンシャルは一時ストップ安と急落した。シルバーエッグ・テクノロジー、プレイド、かっこ、ジーネクスト、Jストリームなど16銘柄は年初来安値を更新。デコルテ・ホールディングス、ケアネット、海帆、VALUENEX、インバウンドテックが売られた。
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