【寄り付き概況】
28日午前の、前週末の米市場でNYダウ工業株30種平均が続伸したことを受けて、日経平均株価は前営業日比46円48銭高の2万9112円66銭と、3営業日続伸して始まった。
前週末の米国市場では大手金融株が堅調でNYダウが続伸、これを受けて東京株式市場でも主力株中心にリスク選好の流れが期待されるが上値も重い。
米国での利上げ前倒し懸念が一服していることに加え、外国為替市場で1ドル=110円台後半の円安水準で推移していることは輸出セクター中心に追い風材料となっているが、米長期金利が再び1.5%台に乗せるなど上昇傾向にあることは気がかり材料となっている。今週は日米で重要経済指標の発表が相次ぐことでこれを見極めたいとの思惑も上値を押さえる要因となりやすいだろう。
売買代金上位では、日本郵政、ルネサス、中外製薬、東芝、塩野義などが堅調。
業種別では、保険、証券、電気ガスなどが上昇率上位になっている。
