30日の日経平均株価は反発後、もみ合い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万8700円-2万9000円。
NYダウ平均は9ドル高の34292ドルで取引を終えた。ダウ平均とS&P500は強めに始まった後は値を消したがプラスを確保。ナスダックは前半にもみ合った後、中盤以降は強含んだが、3指数とも横ばいに近い動きとなった。
きのう29日の日経平均株価は、取引終了にかけて下げ渋る動きをみせていたことや、現地29日の欧米株式が堅調な展開となったことなどから、買い優勢のスタートとなりそう。ただ、同指数は、昨年9月から先月まで9カ月連続で月末安となるアノマリーがあり、警戒ムードが広がる場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の半ば(29日は110円69-70銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=131円台の半ば(同131円82-86銭)とやや円高方向にある。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、29日の大阪取引所清算値比85円高の2万8845円だった。
【好材料銘柄】
■FRONTEO <2158>
AI医療機器「会話型 認知症診断支援AIプログラム」の海外展開に向けて、慶應義塾とグローバルライセンスに関する契約を締結。
■ファンペップ <4881>
中国で機能性ペプチド「AJP001」の用途特許が成立。
■アイビー化粧品 <4918>
破骨細胞の形成・機能を制御する新規有用成分「クレソン」に関する論文が国際科学雑誌「Natural Product Communications」に掲載。クレソンの抽出物を有用成分とする破骨細胞分化抑制剤に関する特許を出願中。
■ウシオ電機 <6925>
今期経常を75%上方修正。
■エディオン <2730>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.66%にあたる500万株(金額で60億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は7月1日から12月31日まで。
■ピックルスコーポレーション <2925>
3-5月期(1Q)経常は45%増益で着地。
■ケイティケイ <3035>
9-5月期(3Q累計)経常は39%増益・通期計画を超過。
■Sun Asterisk <4053>
日本マイクロソフトとスタートアップ支援で連携。国内で初めて「Microsoft for Startups」のパートナーとして参画。
■オプトラン <6235>
高度エッチング技術と環境負荷軽減を同時に可能とする光学デバイス向けドライエッチング装置を開発。
【主な経済指標・スケジュール】
30(水)
【国内】
5月鉱工業生産(8:50)
5月住宅着工統計(14:00)
《決算発表》
ニトリHD、ダイセキ、アダストリア、サムティ、ストライク、マルマエ、フィードフォー、スターマイカHD、ダイセキソリュ、パイプドH、三陽商
【海外】
中国6月製造業PMI(10:00)
米6月ADP全米雇用リポート(21:15)
米5月NAR仮契約住宅販売指数(23:00)
《米決算発表》
マイクロン・テクノロジー、ゼネラルミルズ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
