5日の日経平均株価は、上値の重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万8600円-2万8900円。
NYダウ平均は152ドル高の34786ドルで取引を終えた。米国株の上昇やダウ平均の久々の高値更新は安心材料。ただし、円安が一服しており、日本株への好影響は限定的と予想する。前週末2日の日経平均株価は5日ぶりに反発したものの、戻り待ちの売りに頭を抑えられる格好だった、手がかり材料に欠けるなか、東京都の新型コロナウイルス感染症の患者数が、前週の同曜日比で増加傾向を示していることもあり、手控えムードが広がる場面も想定される。
東京都議選で自民党は第一党にはなったものの、自公で過半数には届かなかった。コロナ感染拡大で五輪が無観客開催になるとの話が出てきているほか、週末の豪雨被害が甚大となったことなど、国内固有の懸念材料もある。強い材料と弱い材料が入り交じり、上下に振れながらも全体としては方向感に欠ける地合いが続くだろう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の後半(前週末2日は111円56-58銭)、ユーロ・円が1ユーロ=131円台の半ば(同131円91-95銭)と、円高に振れていることも意識されそうだ。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、同2日の大阪取引所清算値比15円高の2万8775円だった。
【好材料銘柄】
■ミタチ産業 <3321>
前期経常が上振れ着地・今期は10%増益、5円増配へ。
■TSIホールディングス <3608>
3-5月期(1Q)経常は黒字浮上・通期計画を超過。
■アスクル <2678>
今期経常は微増で2期連続最高益、前期配当を5円増額・今期は実質増配。また、25年5月期に売上高5500億円(21年5月期は4221億円)を目指す中期経営計画を策定。
■INEST <3390>
住宅ローンテック企業のiYellと協業し、iYellのサイト「いえーる スマートクラブ」を通じて入居者サポートサービス「Lifeline Advisor」を提供開始。
■ディー・エヌ・エー <2432>
認知機能検査関連システムの製造などを手掛ける日本テクトシステムズを株式交換で完全子会社化する。また、ライブストリーミング事業を展開するIRIAMの株式を追加取得し連結子会社化する。
■ユーグレナ <2931>
東京大学との共同研究で微細藻類ユーグレナの乾燥粉末が、将来胃がんに進展すると予想される胃粘膜の炎症を抑制することを示唆。
■アークランドサービスホールディングス <3085>
6月かつや既存店売上高は前年同月比1.2%増と4ヵ月連続で前年実績を上回った。
■マーケットエンタープライズ <3135>
いなべ市と自治体初となる包括協定を締結。
■グローバルウェイ <3936>
中期経営計画を策定。26年3月期に売上高47億円(21年3月期は12.2億円)を目指す。
■ブロードメディア <4347>
システムデザイン開発の全株式を取得し子会社化する。
■岡野バルブ製造 <6492>
上期経常が黒字浮上で着地・3-5月期は2倍増益。
■オキサイド <6521>
サプライチェーン対策のための国内投資促進事業費補助金(2次公募)に採択。
■キュービーネットホールディングス <6571>
6月既存店売上高は前年同月比7.9%増。
■識学 <7049>
アイドマ・ホールディングス <7373> [東証M]株式の売却に伴い、22年2月期第2四半期に売却益4600万円を特別利益に計上する。
■SPK <7466>
自動車内外装クリーニングを展開するカービューティープロの全株式を取得し子会社化する。
【主な経済指標・スケジュール】
5(月)
【国内】
日銀支店長会議で黒田総裁があいさつ
地域経済報告(さくらレポート)
《決算発表》
ネクステージ、アークス、フジ、トーセイ、薬王堂HD、マルカ、キユソー流通、ジーフット、天満屋ス、メディ一光、バイク王
【海外】
休場:米国(独立記念日の振替休日)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
