反発スタート、欧州株高が追い風

【寄り付き概況】

6日日経平均株価は反発して始まった。始値は前日比79円76銭高の2万8677円95銭だった。5日の欧州の主要な株価指数の上昇が追い風となり、買いが先行している。上げ幅は一時100円を超えた。
 
前日の米国株市場が独立記念日の振替休日に伴い休場であったため手掛かり材料が少ないなか、目先買い戻しが優勢となっている。日経平均は前週初からの6営業日プラスで引けた日はわずか1営業日しかなく、2万8000円台半ばでは値ごろ感も意識される。
 
一方、国内で新型コロナワクチンの供給ペースが鈍っており足もとでは普及スピードが鈍化していることは懸念材料。東京五輪を前に感染拡大に対する警戒感も根強く、積極的に上値を買い進む動きは見込みにくい。
 
業種別では、出光興産、ENEOSなどの石油石炭製品株や、INPEX、K&Oエナジなどの鉱業株が上昇。日本製鉄、JFEなどの鉄鋼株や、クレセゾン、オリックスなどのその他金融株も高い。JAL、ANAなどの空運株や、コマツ、ダイキンなどの機械株も堅調。三井物産、三菱商などの卸売株や、ウッドワン、任天堂などのその他製品株も上げている。

株ちゃんofficial xはこちら!
目次