日経ジャスダック平均株価は反発した。終値は前日比6円61銭高い3989円55銭だった。
概ね堅調に推移し、大引けにかけてはやや上げ幅を拡げた。ただ、前場と後場ともに一時マイナス圏に転じる場面があるなど、新規の手掛かり材料に乏しいなかこう着感の強い一日となった。
高安まちまち。後場は押し目買いが優勢で、大引けにかけて底堅く推移した。
直近で新規株式公開(IPO)した銘柄の利益確定売りが膨らみ、相場を下押しした。ウエストHDやファブリカ、東洋合成が買われた。半面、セリアやフェローテク、INESTは下落した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で639億円、売買高は9133万株だった。値上がり銘柄数は287、値下がり銘柄数は301となった。
個別では、ファブリカコミュニケーションズが一時ストップ高と値を飛ばした。暁飯島工業、ヴィレッジヴァンガードコーポレーション、キタック、アイビー化粧品、アルマードなど11銘柄は年初来高値を更新。太洋物産、イボキン、放電精密加工研究所、山大、AKIBAホールディングスが買われた。
一方、アクシーズ、チエル、MITホールディングス、アピリッツ、ブロードバンドセキュリティなど11銘柄が年初来安値を更新。INEST、プリントネット、佐藤渡辺、テンダ、フォーバル・リアルストレートが売られた。
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