東証マザーズ指数は小幅に反発した。前引けは前日比0.96ポイント高い1189.49だった。朝方は下落していたが、次第に持ち直した。IPOの中でも、業績が好調で引き続き高い成長が見込めるものなど裏付けがある銘柄は買い進まれる一方、そうでない銘柄は放置されている印象で、IPOに対する投資家の目線も甘くはないようだ。
市場では「脱炭素やデジタルトランスフォーメーション(DX)などの一部のテーマ銘柄が物色されている」との指摘があった。
ビジョナルやメドレー、日本電解が上昇した。一方で、メルカリやアンジェスは下落した。
値上がり銘柄数は145、値下がり銘柄数は198となった。
6日に上場したBCCは上場2日目の7日9時19分に公開価格(1300円)の2.6倍にあたる3350円で初値を付け、3535円で午前の取引を終えた。
個別では、FRONTEO、ツクルバ、トラストホールディングス、スマレジ、カイオム・バイオサイエンスなど9銘柄が年初来高値を更新。アイドマ・ホールディングス、メイホーホールディングス、オムニ・プラス・システム・リミテッド、タスキ、JIG-SAWが買われた。
一方、総医研ホールディングス、ディジタルメディアプロフェッショナル、Aiming、ビーブレイクシステムズ、PKSHA Technologyなど20銘柄が年初来安値を更新。rakumo、シリコンスタジオ、アドベンチャー、Fast Fitness Japan、Sharing Innovationsが売られた。
目次
