マザーズ指数は3日続落、時価総額上位の銘柄への売り

東証マザーズ指数は3日続落した。終値は前日比7.11ポイント(0.60%)安い1181.42だった。小幅高で推移する場面もあったが、時価総額上位の銘柄への売りが重荷になった。
メルカリやアンジェスが下落した。半面、日本電解やビジョナルが上昇した。
「信用取引の評価損率はかつてないほど低水準で推移しており、個人の投資余力は大きい」とされ、マザーズ市場では新規株式公開(IPO)から日の浅い銘柄が引き続き人気だった。しかし、これら直近IPO銘柄は指数算出対象に入っておらず、マザーズ指数の支えとはならなかった。後場は手じまいなどの売りが増えてマザーズ、日経ジャスダック両指数ともにじり安となった。
 
市場では「デジタルトランスフォーメーション(DX)などのテーマ物色もみられた」(国内証券のストラテジスト)との指摘もあり、東証1部の大型株と比べると下落幅は限られた。
値上がり銘柄数は101、値下がり銘柄数は255となった。
 
6日にマザーズ市場に新規上場したBCCは上場2日目の7日、公開価格(1300円)の2.6倍にあたる3350円で初値を付け、終値は3495円だった。
 
個別では、総医研ホールディングス、ディジタルメディアプロフェッショナル、Aiming、ビーブレイクシステムズ、PKSHA Technologyなど26銘柄が年初来安値を更新。アドベンチャー、ティーケーピー、シリコンスタジオ、Sharing Innovations、アンジェスが売られた。
 
一方、アイドマ・ホールディングスがストップ高。FRONTEO、ツクルバ、トラストホールディングス、スマレジ、カイオム・バイオサイエンスなど9銘柄は年初来高値を更新。オムニ・プラス・システム・リミテッド、フレアス、日本電解、サイジニア、SERIOホールディングスが買われた。
 

株ちゃんofficial xはこちら!
目次