8日の日経平均株価は、弱含みの展開が続きそうだ。
日経平均株価の予想レンジは、2万8100円-2万8400円。
米国株は上昇。NYダウ平均は104ドル高の34681ドルで取引を終えた。3指数そろってプラスで、S&P500やナスダックは史上最高値を更新した。しかし、最もパフォーマンスが良いS&P500でも0.34%高と小幅な上昇で、ナスダックに関してはほぼ横ばい。日本株への好影響は限られるだろう。国内固有のディスカウント材料もあり、現状水準で方向感に欠ける地合いが続くと予想する。
きのう7日の日経平均株価は、取引終了にかけて下げ幅を縮小したものの、手がかり材料難から軟調な展開が予想される。新型コロナウイルス感染者数が再拡大する傾向が続き、政府は東京都に緊急事態宣言を再発令し、神奈川、埼玉、千葉、大阪のまん延防止等重点措置を延長する方針と報じられた。景気回復の遅れが懸念され、手控えムードが強まる場面もありそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の半ば(7日は110円63-65銭)と小動きの一方、ユーロ・円が1ユーロ=130円台の半ば(同130円82-86銭)と円高方向に振れている。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、7日の大阪取引所清算値比45円安の2万8335円だった。
【好材料銘柄】
■ユーグレナ <2931>
内航船舶や鉄道建設現場におけるバイオ燃料の利用促進に向けて、鉄道・運輸機構と包括連携することで基本合意。
■OSG <6136>
上期経常を一転21%増益に上方修正、通期も増額、配当も7円増額。
■イオンフィナンシャルサービス <8570>
3-5月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。
■サーラコーポレーション <2734>
今期経常を8%上方修正、配当も1円増額。
■イオン <8267>
3-5月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。
■JESCOホールディングス <1434>
ベトナム子会社がオーシャンバレーインフラ3期工事の新設工事を受注。
■日揮ホールディングス <1963>
子会社日本ファインセラミックスが昭和電工マテリアルズのセラミックス事業の譲受に向けた協議を進める。9月に最終契約締結を目指す。
■FRONTEO <2158>
論文探索AI「Amanogawa」に新機能を追加。画面表示カスタマイズ、ワードクラウド表示、新着文献フィルター機能を実装。
■イオン九州 <2653>
3-5月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。
■シュッピン <3179>
6月売上高は前年同月比36.2%増と5ヵ月連続で前年実績を上回った。
【主な経済指標・スケジュール】
8(木)
【国内】
6月都心オフィス空室率(11:00)
6月景気ウォッチャー調査(14:00)
5年国債入札
《決算発表》
7&I-HD、ローソン、久光薬、SHIFT、マニー、USENNEXT、竹内製作、乃村工、コジマ、オンワードHD、リソー教育、ヒトコムHD、クリーク&リバ、TAKARA&C、明光ネット、オオバ、中本パクス、ツインバード、日フイルコン
【海外】
米5月消費者信用残高(7/9 4:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
