マザーズ指数が上値の重い展開となっている。
前週は5日移動平均線と25日線がデッドクロス(DC)したが、その後は25日線に頭を押さえられる格好で推移。25日線の下向き転換もあって先行きへの不安感が高まってきている。一方で個別銘柄への物色は直近IPO(新規上場)銘柄などで活況が続いており、チャンスのない相場ではない。
東京株式市場全般も軟調な展開となっており、リスク許容度の低下でマザーズ銘柄への資金流入量が減っている。IPO銘柄数は6月に比べて大きく減っているため、既存新興市場の需給状況は改善しているはずだが、値動きは鈍いまま。売買代金上位には連日、直近IPO銘柄が並んでいる。
来週は祝日の関係で3営業日しかなく、状況が大きく変わるような要素は見当たらない。短期勝負の傾向が強まり、直近IPO銘柄など、より目先の値動きを重視した展開となりそうだ
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