【寄り付き概況】
24日午前の東京株式市場は、手掛かり材料難から売りが先行。日経平均株価は前営業日比105円51銭安の2万8212円32銭と3営業日ぶりに反落して始まった。
前週末21日の米株式市場は、NYダウは123ドル高と続伸。景気敏感株などが買われた。ただ、ナスダック指数は下落したほか、足もとでビットコイン価格は値を下げている。この流れを受け、東京株式市場は値を下げて始まった。また、為替は1ドル=108円90銭前後と前週末夕方に比べやや円安で推移している。
寄り付き時点で業種別では33業種中、25業種が高く、値上がりは海運、鉄鋼、空運、銀行、機械など。値下がり上位に医薬品、その他製品など。
半導体関連株の一角に売りが先行した。一方、欧米の景況感改善の見方から、鉄鋼や海運といった景気敏感株には買いが入っている。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに上昇に転じている。
個別では、ファストリが上昇。郵船や商船三井、川崎汽船も高い。トヨタ、ホンダ、日立、信越化などが上昇している
一方、前週末に中期経営計画を発表したアドテストは安い。Jフロントも下げている。
