日経ジャスダック平均は5日続伸、前週末終値とほぼ同水準

日経ジャスダック平均株価は5日続伸した。終値は前週末比1円58銭高い3856円54銭だった。
前週末21日の米株式市場はまちまち。良好な経済指標や、バイデン政権によるインフラ計画の進展を下支えに、NYダウは概ね堅調に推移(123.69ドル高、+0.36%)。一方、暗号資産相場の再度の急落や住宅価格の上昇を受けたインフレ懸念から、ナスダック総合指数は引けにかけて下落に転じた(-0.47%)。こうした、まちまちな米株市場の動きを受けた後ではあったが、週明けのジャスダック平均は堅調なスタートを切った。ただ、ジャスダック平均がプラスで推移する一方、JASDAQ TOP-20は終日軟調推移となり、ジャスダック市場での物色も一部の銘柄に限られた。また、積極的に買い上がる材料も見当たらないなか、日経平均が急失速して上げ幅を縮小していったことも重しとなり、ジャスダック平均も結局、前週末終値とほぼ同水準で終えた。
ファブリカや芝浦電子、不二精機が上昇した。半面、シンバイオやマクドナルド、ワークマンは下落した。
 
ジャスダック市場の売買代金は概算で739億円、売買高は8116万株だった。値上がり銘柄数は293、値下がり銘柄数は317となった。
 
個別では、ランシステム、不二硝子がストップ高。アマガサは一時ストップ高と値を飛ばした。アルバイトタイムス、木徳神糧、ヴィレッジヴァンガードコーポレーション、フジコー、ULSグループなど13銘柄は年初来高値を更新。フジタコーポレーション、ファブリカコミュニケーションズ、不二精機、芝浦電子、日本エマージェンシーアシスタンスが買われた。
 
一方、岩塚製菓、ナフコ、スーパーバリュー、INEST、大木ヘルスケアホールディングスなど18銘柄が年初来安値を更新。幼児活動研究会、テセック、植松商会、テイン、ウッドフレンズが売られた。

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