4日の日経平均株価は、弱含みの展開か。
日経平均株価予想レンジの2万8800円-2万9200円。
NYダウ平均は23ドル安の34577ドルで取引を終えた。5月ADP民間部門雇用者数や新規失業保険申請件数が市場予想を上回る結果となり、米10年債利回りが1.6%台に上昇。テスラが大幅安となるなど、グロース株の弱さが全体の重しとなった。
引き続き、手がかりに材料に乏しいなか、現地4日に米5月雇用統計の発表を控え、リスク回避姿勢から、模様眺めムードが強まるとみられる。
ただ、きのう3日には主力銘柄の一部に「海外投資家とみられる買いが入った」との声も聞かれ、新型コロナワクチン接種の拡大期待も支えとなり、底堅く推移する場面もありそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の前半(3日は109円83-84銭)と円安に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=133円台の後半(同133円78-82銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、3日の大阪取引所清算値比75円安の2万8995円だった。
【好材料銘柄】
■ジェイテックコーポレーション <3446>
世界有数の大型放射光施設APSから、第4世代へのアップグレードに伴う新設ビームラインの各種超高精度ミラーを一括で受注。受注金額は約2億円。
■ナトコ <4627>
今期経常を27%上方修正、配当も14円増額。
■富士石油 <5017>
シティインデックスイレブンスが3日付で財務省に提出した変更報告書によると、シティインデックスイレブンスの同社株式保有比率は5.03%→6.20%に増加した。
■中央発條 <5992>
マツダ <7261> とホンダ <7267> から自動車の足回りに使用するシャシばねの新規受注を獲得。マツダ向けは18年ぶり。
■アクセスグループ・ホールディングス <7042>
近畿一円の私立大学57校が参加する進学説明会「第43回私立大学展」の運営業務を継続受託。
■東京ソワール <8040>
フリージア・マクロス <6343> [東証2]が3日付で財務省に提出した大量保有報告書と変更報告書によると、フリージアの同社株式保有比率は7.75%となり、新たに5%を超えたことが判明した。
■Link-U <4446>
アジアのマンガコンテンツを翻訳・ローカライズする事業を展開するComikey Mediaと資本業務提携。アジアコンテンツの全世界配信プラットフォームサービス「Comikey」を立ち上げる。
■ブイ・テクノロジー <7717>
海外の大手ディスプレーメーカー複数社から露光装置を約100億円で受注。受注の一部は今期業績へ織り込み済み。また、一部は来期業績に寄与する見通し。
【主な経済指標・スケジュール】
4(金)
【国内】
4月家計調査(8:30)
《決算発表》
アインHD、カナモト、ファーマフーズ、ハイレックス、日駐、ポールHD、ファースト住、モロゾフ、日ハウスHD、ケア21、日本スキー
【海外】
米5月雇用統計(21:30)
米4月製造業受注(23:00)
G7財務相会合(ロンドン、~6/5)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
