15日の日経平均株価は、堅調展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万9000円-2万9300円。
NYダウ平均は85ドル安の34393ドルで取引を終えた。一方、S&P500とナスダックは上昇しており、両指数は史上最高値を更新している。
日経平均株価は、きのう14日に大幅反発した動きや、現地14日にNYダウが反落したものの、ナスダック総合指数は終値ベースで史上最高値を更新したこともあり、ハイテク関連株を中心に堅調な展開が期待される。日本株の明確な方向感は出にくい。ただ、円安などを背景に夜間取引で日経平均先物が上昇しているため、買いが先行する公算が大きいだろう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の前半(14日は109円69-70銭)、ユーロ・円が1ユーロ=133円台の前半(同132円91-95銭)と円安方向に振れていることも支えとなりそう。米フィラデルフィア半導体株指数(SOX)も上昇しており、ハイテク株のウエートが高い日経平均の押し上げ要因となるだろう。
ただ、FOMC(米連邦公開市場委員会)を前に、積極的に上値を買う動きは限られるとみられ、値動きが重くなる場面も想定される。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、14日の大阪取引所清算値比95円高の2万9235円だった。
【好材料銘柄】
■ミサワ <3169>
2-4月期(1Q)経常は5倍増益で着地。
■山王 <3441>
今期経常を31%上方修正。
■パルマ <3461>
日本郵政グループの日本郵便輸送と不動産活用で取引開始。
■Link-U <4446>
8-4月期(3Q累計)経常は20%減益・通期計画を超過。
■フォーカスシステムズ <4662>
“IoT機器無充電”の実現を目指す「三次電池」研究開発に進展。特定の物質を電極に利用することで安定した電圧を繰り返し得ることに成功し、特許を出願した。
■セルソース <4880>
今期経常を35%上方修正・最高益予想を上乗せ。
■明豊エンタープライズ <8927>
8-4月期(3Q累計)経常は65%増益・通期計画を超過。
■E・Jホールディングス <2153>
前期経常を一転19%増益に上方修正・最高益、配当も5円増額。
■DDホールディングス <3073>
5月既存店売上高は前年同月比87.4%増。
■Hamee <3134>
今期経常は5%増で3期連続最高益、前期配当を2円増額・今期は10.5円増配へ。
■シュッピン <3179>
発行済み株式数(自社株を除く)の11.26%にあたる266万1200株(金額で29億円)を上限に、6月15日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。創業者の鈴木慶氏が保有株の一部売却の意向を示したことに対応する。
■ファーストロジック <6037>
2-4月期(3Q)経常は9%増益、今期配当を5円増額修正。
■レオクラン <7681>
今期経常を56%上方修正。
■FRONTEO <2158>
株主支配ネットワーク解析ソリューションを提供開始。
■スタジオアリス <2305>
5月売上高は前年同月比4.2倍。
【主な経済指標・スケジュール】
15(火)
【国内】
予定はありません
【海外】
FOMC(~6/16)
米5月小売売上高(21:30)
米6月ニューヨーク連銀景気指数(21:30)
米5月鉱工業生産(22:15)
米4月対米証券投資(6/16 5:00)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
