【寄り付き概況】
16日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比135円16銭安の2万9306円14銭。
前日のNYダウ、ナスダック総合指数など主要株指数が揃って下落しており、この流れを東京株式市場でも引き継ぐ形となっている。
運用リスクを回避する動きが広がり、東京株式市場でも主力銘柄を中心に売りが先行した。日本株は前日まで上昇していた反動もあり、利益確定売りも出ている。
日経平均は前日まで2営業日で500円近い上昇をみせており、FOMCの結果発表とパウエルFRB議長の記者会見を目前にして、買いポジションを調整する売りが優勢となっている。米長期金利が足もと上昇傾向にあることもグロース株などにマイナス材料となりそうだ。ただ、2万9000円台前半では押し目買いの動きも想定され、売り一巡後はアジア株市場や米株価指数先物を横目に下げ渋る展開も考えられる。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は続伸している。
個別では、ソニーGや東エレクなど主力のハイテク銘柄が下げている。ファストリも安い。一方、トヨタとエーザイは堅調に推移し、上場来高値を更新した。
