「夾雑物」
火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って続落。
経済再開期待で上昇していた航空・クルーズ船運航会社が売られた。
アメリカン航空、ノルウェージャン・クルーズ・ライン、カーニバルは4%超下落。
「経済再開には当初の予想より時間がかかる可能性がある。
娯楽産業に対する楽観的な見方がやや後退した」との見方だ。
また先週発表された銀行セクターの決算内容を見直す動きがアナリストの間で拡大。
「貸倒引当金に関する会計上の変更で前年比の数字にゆがみが生じた」との指摘だ。
債券利回りは低下。
ブラジルやカナダなどでコロナに対する公衆衛生の向上が停滞していることを懸念。
「米国の景気回復が底堅いとしても外部環境の行方を巡って再評価が行われている」という見方だ。
10年国債利回りは1.566%。
2年国債利回りは0.153%。
一時は3月5日以来の107円台だったドル円は108円台前半。
ビットコインは約1%高の5万6211ドル。
SKEW指数は134.87。
恐怖と欲望指数は57→48。
火曜のNYダウは256ドル(0.75%)安の33821ドルと続落。
NASDAQは128ポイント(0.92%)安の13786ポイントと続落。
S&P500は28ポイント(0.68%)安の4134ポイントと続落。
ダウ輸送株指数は96ポイント高の14894ポイントと反発。
SOX指数は1.56%安の3121ポイントと3日続落。
VIX指数は18.68と上昇。
3市場の売買高は102.1億株(前日98.6億株。過去20日平均105.9億株)。
225先物CME円建ては大証比日中比515円安の28625円。
ドル建ては大証比日中比490円安の28650円。
ドル円は108.08円。
10年国債利回りは1.566%。
2年国債利回りは0.153%。
火曜の日経平均は寄り付き330円安。
終値は534円安の29100円と4日ぶりに反落。
日足は3日連続陰線。
ダウ先、上海ともに上昇で「違和感がいっぱい」という見方だ。
日中貿易摩擦への懸念が台頭。
TOPIXが前場1.25%下落しても日銀がETFを買わないのではないかとの疑念。
側面的悪材料は満載だった。
TOPIXは1.55%下落と続落。
東証マザーズ指数は3日ぶりに反落。
日経ジャスダック平均は6日ぶりに反落。
東証1部の売買代金は2兆3866億円(前日2兆601億円)。
65日連続で2兆円超。
値上がり240銘柄(前日1000銘柄)。
値下がり1899銘柄(前日1094銘柄)。
新高値30銘柄(前日75銘柄)。
新安値88銘柄(前日26銘柄)。
騰落レシオは94.57(前日104.32)。
NTレシオは15.11倍(前日15.17倍)。
16日連続15倍台。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
横ばいの25日線(29506円)からは▲1.38%。
14日ぶりに下回った。
右肩上がりの75日線は29104円。
終値ベースで割れこんだのは10月30日以来。
ザラバベースで割れこんだのは3月25日以来。
右肩上がりの200日線(25920円)からは△12.27%(前日△14.57%)。
右肩下がりの5日線(29546円)から▲1.51%。
3日ぶりに下回った。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.800%(前日▲17.711%)。
買い方▲5.240%(前日▲4.214%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲7.857%(前日▲8.747%)。
買い方▲12.754%(前日▲12.144%)。
空売り比率は45.7%(2日連続で40%超:前日40.3%)。
空売り規制なしの比率は11.0%(前日7.6%)。
4月16日時点の信用売り残は94億円増の7329億円。
3週ぶりの増加。
同信用買い残は304億円増の3兆1976億円。
2週連続で増加。
金額ベースでの信用倍率は4.36倍(前週は4.03倍)。
日経VIは20.02と上昇。
日経平均採用銘柄の予想PERは21.85倍(前日22.20倍)。
前期基準では23.88倍。
EPSは1331円(前日1337円)。
225のPBRは1.30倍。
BPSは22384円(前日22488円)。
225先物採用銘柄の益回りは4.58%(前日4.50%)。
配当利回りは1.66%。
東証1部全銘柄だと予想PERは23.83倍。
前期基準では25.05倍。
PBRは1.38倍。
東証1部単純平均株価は33円安の2421円。
(2020年末2341円、2019年末2327円、
2018年末2077円、2017年末2946円)。
東証1部売買単価は2191円(前日は2243円)。
東証1部時価総額は719兆円(前日は730兆円)。
37日連続で700兆円超。
ドル建て日経平均は268.95(前日273.57)。
週明けのシカゴ225先物終値は大証日中515円安の28625円。
高値は29405円、安値は28515円。
225先物大証夜間取引終値は日中比530円安の28610円。
気学では「「利食い千人力、利があれば全部食うべし」。
木曜は「変化注意日。後場の波動を注視せよ」。
金曜は「逆張り方針良し」。
ボリンジャーのプラス1σが29914円。
マイナス1σが29098円。
マイナス2σが28689円。
マイナス3σが28281円。
一目均衡の雲の上限は29339円。
下限が28689円。
13日ぶりに雲の中。
勝手雲の上限は29721円
下限は29432円。
13日ぶりに雲の下。
RSIが48.51(前日55.47)。
RCIが12.91(前日34.34)。
《今日のポイント4月21日》
(1)火曜のNY株式市場で主要3指数は揃って続落。
ブラジルやカナダなどでコロナに対する公衆衛生の向上が停滞していることを懸念。
10年国債利回りは1.566%。
2年国債利回りは0.153%。
一時3月5日以来の107円台だったドル円は108円台前半。
ビットコインは約1%高の5万6211ドル。
SKEW指数は134.87。
恐怖と欲望指数は57→48。
(2)ダウ輸送株指数は96ポイント高の14894ポイントと反発。
SOX指数は1.56%安の3121ポイントと3日続落。
VIX指数は18.68と上昇。
3市場の売買高は102.1億株(前日98.6億株。過去20日平均105.9億株)。
225先物CME円建ては大証比日中比515円安の28625円。
(3)東証1部の売買代金は2兆3866億円(前日2兆601億円)。
新高値30銘柄(前日75銘柄)。
新安値88銘柄(前日26銘柄)。
騰落レシオは94.57(前日104.32)。
NTレシオは15.11倍(前日15.17倍)。
サイコロは7勝5敗で58.33%。
(4)横ばいの25日線(29506円)からは▲1.38%。
14日ぶりに下回った。
右肩上がりの75日線は29104円。
終値ベースで割れこんだのは10月30日以来。
ザラバベースで割れこんだのは3月25日以来。
右肩上がりの200日線(25920円)からは△12.27%(前日△14.57%)。
右肩下がりの5日線(29546円)から▲1.51%。
3日ぶりに下回った。
(5)空売り比率は45.7%(2日連続で40%超:前日40.3%)。
空売り規制なしの比率は11.0%(前日7.6%)。
4月16日時点の信用売り残は94億円増の7329億円。
3週ぶりの増加。
同信用買い残は304億円増の3兆1976億円。
2週連続で増加。
金額ベースでの信用倍率は4.36倍(前週は4.03倍)。
日経VIは20.02と上昇。
(6)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲16.800%(前日▲17.711%)。
買い方▲5.240%(前日▲4.214%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方▲7.857%(前日▲8.747%)。
買い方▲12.754%(前日▲12.144%)。
(7)日経平均採用銘柄の予想PERは21.85倍(前日22.20倍)。
前期基準では23.88倍。
EPSは1331円(前日1337円)。
BPSは22384円(前日22488円)。
(8)東証1部時価総額は719兆円(前日は730兆円)。
ドル建て日経平均は268.95(前日273.57)。
(9)ボリンジャーのプラス1σが29914円。
マイナス1σが29098円。
マイナス2σが28689円。
マイナス3σが28281円。
一目均衡の雲の上限は29339円。
下限が28689円。
13日ぶりに雲の中。
勝手雲の上限は29721円
下限は29432円。
13日ぶりに雲の下。
RSIが48.51(前日55.47)。
RCIが12.91(前日34.34)。
今年の曜日別勝敗(4月20日まで)
↓
月曜10勝5敗
火曜9勝6敗
水曜7勝8敗
木曜10勝4敗
金曜7勝8敗
司馬遼太郎氏の「峠」を読んでいて脳裏に残った一節。
「どの物事にもそこに常に夾雑物がある。
失敗者というものはみなその夾雑物を過大に見、夾雑物に手を取られ、
足を取られ、心まで奪われてついになすべきことをせず、
脇道に逸れ、みすみす失敗の淵に落ちてしまう」。
主人公の幕末越後長岡藩の河井継之助の言葉である。
しかし・・・。
これは幕末の言葉ではなく、今の株式市場でも息の通った言葉として通用する。
それにしても・・・。
日銀は昨日ETFを買わなかった。
前場のTOPIX下落率1.25%。
従来は0.5%の下落で買っていたがそれが1%下落になったとの観測は先月。
昨日はそれでも買わなかった。
日銀がETFを買うことが下支えだった東京市場。
これを見れば売り手の勢いに拍車がかかる。
「獅子身中の虫」としては言い過ぎとは思うが・・・。
「開けて悔しき玉手箱」あるいは「頭の黒いねずみ」くらいは許されるだろうか。
「阪神タイガースが調子いいから大阪は盛り上がってしまい、
コロナまん延は収まらない」と市場関係者。
本当?という気がしないでもないが・・・。
緊急事態宣言が株高のトリガーだった頃が懐かしい。
◇━━━ カタリスト━━━◇
アスクル(2678)・・・動兆
アスクルに注目する。
同社はオフィス用品配達大手。
ヤフーと個人向けEC「ロハコ」等で連携。
感染予防品や介護関連用品が堅調。
東京物流拠点は22年7月稼働予定。
2030年カーボンニュートラル宣言済み 。
(兜町カタリスト櫻井)
