日経ジャスダック平均は続落、小売株を中心に売りが優勢

 
日経ジャスダック平均株価は続落した。終値は前日比60円29銭安い3882円68銭だった。3月24日以来およそ1カ月ぶり安値。
 米国市場が下落した流れを引き継ぎ、ジャスダック平均は続落でスタートした。米国時間の取引終了後にネットフリックスが発表した決算が市場予想を下回ったことから投資家のリスクセンチメントが低下、ジャスダック平均は下げ幅を拡大し軟調な展開となった。米ナスダックの下落により半導体関連銘柄が軒並み安となりJASDAQ-TOP20の下げが目立つ1日となった。国内の新型コロナウイルスの感染拡大が相場の重荷となった。時価総額の大きいワークマンが年初来安値を更新したほか、マクドナルドなど小売株を中心に売りが優勢だった。ハーモニック、ユニバーサルが下げた。半面、フクダ電、フルヤ金属が上げた。
 
「担保銘柄(代用有価証券)と買い建て銘柄がともに値下がりし、信用取引の買い手の損益状況は急速に悪化している」という。
ジャスダック市場の売買代金は概算で714億円、売買高は1億1689万株だった。値上がり銘柄数は90、値下がり銘柄数は544となった。
 
個別では、地域新聞社、シダー、オールアバウト、出前館、ジェイホールディングスなど44銘柄が年初来安値を更新。環境管理センター、イメージ ワン、倉元製作所、大阪油化工業、クエストが売られた。
 
一方、ロングライフホールディング、山大、愛光電気がストップ高。大日光・エンジニアリングは一時ストップ高と値を飛ばした。ヒップ、マリオン、フジコー、アイサンテクノロジー、ネクストウェアなど12銘柄は年初来高値を更新。第一商品、MICS化学、テクノアルファ、GFA、エブレンが買われた。

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