「べき論」

 
「べき論」
 
水曜のNY株式市場で主要3指数は揃って3日ぶりに反発。
特に好材料があったという訳ではないが全般的に反発。
NASADQの上昇率がS&P500を上回った。
軟調な決算を受け売られたネットフリックを除けば全面高の展開。
バリュー株の上昇率が1.1%。
グロース株の0.8%を上回った。
小型株中心のラッセル2000指数は2.4%高。
3月1日以来の大幅上昇となった。
ただ3市場の売買高は92.2億株(過去20日平均104.4億株)と低調。
カナダ銀行は政策金利を過去最低水準の0.25%に据え置いた。
一方、経済見通しを大幅に引き上げ。
経済のスラック(需給の緩み)の吸収は2022年下半期になるとの見方を示した。
来年にも利上げに踏み切る可能性を示唆した。
債券利回りは低下。
10年国債利回りは1.559%。
2年国債利回りは0.149%。
ドル円は108円台前半。
ビットコインは55000ドル水準で小動き。
SKEW指数は139.43。
恐怖と欲望指数は47→58。
 
水曜のNYダウは316ドル(0.93%)高の34137ドルと3日ぶりに反発。
NASDAQは163ポイント(1.19%)高の13950ポイントと3日ぶりに反発。
S&P500は38ポイント(0.93%)高の4173ポイントと3日ぶりに反発。
ダウ輸送株指数は145ポイント高の15040ポイントと続伸。
SOX指数は2.75%高の3207ポイントと4日ぶりに反発。
VIX指数は17.5と低下。
3市場の売買高は92.2億株(前日102.1億株。過去20日平均104.4億株)。
225先物CME円建ては大証比日中比345円高の28885円。
ドル建ては大証比日中比370円高の28910円。
ドル円は108.05円。
10年国債利回りは1.59%。
2年国債利回りは0.149%。
 
水曜の日経平均は寄り付き440円安。
一時600円以上の下落があって終値は591円安の28508円と続落。
日足は4日連続陰線。
2日間合計で1176円安となった。
3月5日の安値が28308円。
3月24日の安値が28379円。
「直近安値を下回ることなく反転できるかの正念場」という見方だ。
TOPIXは前場1.27%下落し終値は1.88%下落と3日続落。
「後場寄りはジャイアンがドラえもんに買いを誘った」との見方だった。
結論は701億円の買い。
「点検・見直し」以降で初めてとなる買い付けとなった。
東証マザーズ指数は続落。
日経ジャスダック平均は続落。
東証1部の売買代金は2兆6462億円(前日2兆3866億円)。
66日連続で2兆円超。
値上がり132銘柄(前日240銘柄)。
値下がり2028銘柄(前日1899銘柄)。
新高値13銘柄(前日30銘柄)。
新安値217銘柄(前日88銘柄)。
騰落レシオは85.65(前日94.57)。
NTレシオは15.10倍(前日15.11倍)。
17日連続15倍台。
サイコロは6勝6敗で50.00%。
右肩下がりの25日線(29450円)からは▲3.20%。
2日連続で下回った。
右肩上がりの75日線は29118円。
2日連続で下回った。
右肩上がりの200日線(25953円)からは△9.84%(前日△12.27%)。
右肩下がりの5日線(29324円)から▲2.78%。
2日連続で下回った。
29530円ー29361円。
そして29014円ー28776円。
マドは2つ空いた。
松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.823%(前日▲16.800%)。
買い方▲8.603%(前日▲5.240%)。
マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方6.830%(前日▲7.857%)。
プラスは底打ちサイン。
買い方▲20.589%(前日▲12.754%)。
空売り比率は45.3%(3日連続で40%超:前日45.7%)。
空売り規制なしの比率は10.3%(前日11.0%)。
Quick調査の4月16日時点の信用評価損率は▲7.59%と4週ぶりに改善。
4月16日時点の裁定売り残は978億円減の8583億円。
(当限は8583億円)
4週連続の減少。
裁定買い残は83億円減の1兆781億円。
(当限は1兆781億円)。
5週連続で減少。
日経VIは22.56と上昇。
日経平均採用銘柄の予想PERは21.39倍(前日21.85倍)。
前期基準では23.40倍。
EPSは1332円(前日1331円)。
225のPBRは1.27倍。
BPSは22447円(前日22384円)。
225先物採用銘柄の益回りは4.58%(前日4.58%)。
配当利回りは1.70%。
東証1部全銘柄だと予想PERは23.34倍。
前期基準では24.55倍。
PBRは1.35倍。
東証1部単純平均株価は49円安の2372円。
(2020年末2341円、2019年末2327円、
2018年末2077円、2017年末2946円)。
東証1部売買単価は2096円(前日は2191円)。
東証1部時価総額は705兆円(前日は719兆円)。
38日連続で700兆円超。
ドル建て日経平均は263.99(前日268.95)。
水曜のシカゴ225先物終値は大証日中345円高の28885円。
高値は28890円、安値は28405円。
225先物大証夜間取引終値は日中比530円高の28870円。
気学では「変化注意日。後場の波動を注視せよ」。
金曜は「逆張り方針良し」。
ボリンジャーのマイナス1σが29006円。
マイナス2σが28563円。
マイナス3σが28119円。
一目均衡の雲の上限は29339円。
下限が28817円。
昨年4月23日以来の雲の下。
勝手雲の上限は29738円
下限は29432円。
2日連続で雲の中。
RSIが35.44(前日48.51)。
RCIが12.64(前日12.91)。
明日はアノマリー的には「株高の日」。
 
《今日のポイント4月22日》
 
(1)水曜のNY株式市場で主要3指数は揃って3日ぶりに反発。
   10年国債利回りは1.559%。
   2年国債利回りは0.149%。
   ドル円は108円台前半。
   ビットコインは55000ドル水準で小動き。
   SKEW指数は139.43。
   恐怖と欲望指数は47→58。
 
(2)ダウ輸送株指数は145ポイント高の15040ポイントと続伸。
   SOX指数は2.75%高の3207ポイントと4日ぶりに反発。
   VIX指数は17.5と低下。
   3市場の売買高は92.2億株(前日102.1億株。過去20日平均104.4億株)。
   225先物CME円建ては大証比日中比345円高の28885円。
 
(3)東証1部の売買代金は2兆6462億円(前日2兆3866億円)。
   新高値13銘柄(前日30銘柄)。
   新安値217銘柄(前日88銘柄)。
   騰落レシオは85.65(前日94.57)。
   NTレシオは15.10倍(前日15.11倍)。
   サイコロは6勝6敗で50.00%。
 
(4)右肩下がりの25日線(29450円)からは▲3.20%。
   2日連続で下回った。
   右肩上がりの75日線は29118円。
   2日連続で下回った。
   右肩上がりの200日線(25953円)からは△9.84%(前日△12.27%)。
   右肩下がりの5日線(29324円)から▲2.78%。
   2日連続で下回った。
   29530円ー29361円。
   そして29014円ー28776円。
   マドは2つ空いた。
 
(5)空売り比率は45.3%(3日連続で40%超:前日45.7%)。
   空売り規制なしの比率は10.3%(前日11.0%)。
   Quick調査の4月16日時点の信用評価損率は▲7.59%と4週ぶりに改善。
   4月16日時点の裁定売り残は978億円減の8583億円。
   (当限は8583億円)
   4週連続の減少。
   裁定買い残は83億円減の1兆781億円。
   (当限は1兆781億円)。
   5週連続で減少。
   日経VIは22.56と上昇。
 
(6)松井証券信用評価損益率速報で売り方▲13.823%(前日▲16.800%)。
   買い方▲8.603%(前日▲5.240%)。
   マザーズ銘柄ネットストック信用評価損益率で売り方6.830%(前日▲7.857%)。
   売り方プラスは底打ちサイン。
   買い方▲20.589%(前日▲12.754%)。
 
(7)日経平均採用銘柄の予想PERは21.39倍(前日21.85倍)。
   EPSは1332円(前日1331円)。
   BPSは22447円(前日22384円)。
 
(8)東証1部時価総額は705兆円(前日は719兆円)。
   ドル建て日経平均は263.99(前日268.95)。
 
(9)ボリンジャーのマイナス1σが29006円。
   マイナス2σが28563円。
   マイナス3σが28119円。
   一目均衡の雲の上限は29339円。
   下限が28817円。
   昨年4月23日以来の雲の下。
   勝手雲の上限は29738円
   下限は29432円。
   2日連続で雲の中。
   RSIが35.44(前日48.51)。
   RCIが12.64(前日12.91)。
   明日はアノマリー的には「株高の日」。
 
今年の曜日別勝敗(4月21日まで)

月曜10勝5敗
火曜9勝6敗
水曜7勝9敗
木曜10勝4敗
金曜7勝8敗
 
「べき論」というのはいつも幅を利かせるものだ。
今朝の日経「スクランブル」でも「日銀のETF買い」についての出口論。
「官製相場の弊害」が論じられている。
論旨は間違ってはいない。
おそらく正しいのだろう。
記者という傍観者の立場としては大所高所的に「いつまでも日銀が下支えするのはおかしい」。
そして「下支えするからその下で買えたはずの投資家の投資機会を奪う」。
これは間違っていない。
しか現場感覚としてはどうも「?}。
多くの投資家さんたちにとって「下がることを防いでくれる装置」はその是非を問わず好ましいもの。
だから、頭では納得できても体では納得できない。
この心理がわからないと正論も暴論に聞こえることになりそうだ。
これはコロナの専門家さんたちの意見もそうなのかも知れない。
この1年間という時間に緊急宣言を3回も発動。
コロナという怪物が厄介なのはわかるが、具体論があまり見えなく後手後手と抽象論。
「三密を避けよ」は十分体に染みたが、それでも「付けば的やりっ放し」。
本当に警戒しているのなら、もっと体を張ってロックダウンなどを提言すればいい。
それもせず遠巻きの立場で「懸念している。危惧している」。
政府や首長さんたちではなく専門家が道筋を示すことが必要だろう。
ここでもクローズアップされているのは「傍観者の立場」に思えてならない。
あるいは大阪や兵庫に負けまいとして映る都知事の「緊急事態宣言要請」。
都民ファーストの立場なのだろうが、どうも常にファーストランナーでいたいという気持ちも感じられる。
コロナが政治家してどうするんだろうという気になる。
ファーストといえばコロナに「ファーストイン・ファーストアウト」したのが中国。
GDPは6%超で世界経済の推進役だ。
不思議なのはあれだけの国民がいて、コロナ禍が再発しないこと。
他国では変異ウィルスが拡大している。
中国からはそんな話は聞こえてこない。
鎖国している訳でもないだろうが不思議なことだ。
 
今朝は千葉・検見川に工場見学。
残念ながら向くのは西ではなく東。
それでも「場にいない方が高い」のだろう。
 
 
◇━━━ カタリスト━━━◇
 
日立(6501)・・・動兆
 
日立製作所に注目する。
同社は総合電機・重電首位。
IT関連が堅調。
子会社の日立金属と日立建機は21年度中までに株売却等判断。
温暖化ガス減少関連。
(4973円)
 

(兜町カタリスト櫻井)

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