小幅続伸スタート、決算発表前に手控え

【寄り付き概況】

27日の日経平均株価は小幅に続伸して始まった。始値は前日比48円30銭高の2万9174円53銭だった。
前日の米株式市場ではナスダック総合株価指数が上昇。この流れを受けて東京株式市場でも半導体関連銘柄の一部に買いが先行した。一方、主要企業の決算発表を前に積極的に買いを入れる動きは乏しいだろう。
国内では変異種を含めた新型コロナウイルスの感染拡大に対する警戒感が根強く、3度目の緊急事態宣言の発令が経済活動に与える影響なども内需株にはネガティブ要因として働く。きょうは昼ごろに判明する日銀の金融政策決定会合の結果と、引け後の黒田日銀総裁の記者会見を見極めたいとの思惑から、大きく買いポジションを高める動きも見込みづらく、強弱観が対立しそうだ。
 
東京外国為替市場は午前9時2分時点で、1ドル=108円台の前半(26日は1ドル=107円71-72銭)、1ユーロ=130円台の半ば(同130円30-34銭)で取引されている.

個別では、ファストリ、太陽誘電やTDKは上昇している。東エレクも買われている。一方、日東電が売られている。第一三共やテルモも下落している。ソニーGも安い。
 

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