続伸後、上値の重い展開か

7日の日経平均株価は続伸後、上値の重い展開で一進一退が続くと予想する。
日経平均株価の予想レンジは、2万9200円-2万9500円。
NYダウ平均は318ドル高の34548ドルで取引を終えた。
米国株の上昇に連れ高したいところだが、シカゴ日経平均先物は円建てが大証日中終値と比べて55円高の2万9365円、ドル建ては60円高の2万9370円で取引を終えており、ほぼ横ばい圏からのスタートが見込まれる。米国株高は下支えにはなるものの、日本株を一段と押し上げる材料にはならず、指数は現状近辺で一進一退が続くと予想する。
また、日足チャート上では、25日移動平均線(6日時点で2万9411円)に接近。同線の近辺では、戻り待ちの売りが控えているとみられ、上値を抑えられる格好となる場面も想定される。
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の前半(6日は109円33-34銭)とやや円高方向にある一方、ユーロ・円が1ユーロ=131円台の半ば(同131円46-50銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、6日の大阪取引所清算値比55円高の2万9365円だった。
 
 
【好材料銘柄】
 
■ホーブ <1382>
今期経常を55%上方修正。
 
■トランスジェニック <2342>
子会社ジェネティックラボが新型コロナウイルス変異株のスクリーニング検査の受託を開始。
 
■アウトソーシング <2427>
1-3月期(1Q)税引き前は3.8倍増益で着地。
 
■GMOリサーチ <3695>
1-3月期(1Q)経常は3倍増益で着地。
 
■寺岡製作所 <4987>
前期経常を一転5.1倍増益に上方修正。
 
■セメダイン <4999>
前期経常を一転28%増益に上方修正・最高益更新へ。
 
■GMOメディア <6180>
1-3月期(1Q)経常は黒字浮上・通期計画を超過。
 
■丸山製作所 <6316>
上期経常を8.3億円に上方修正。
 
■東北化学薬品 <7446>
上期経常は2.8倍増益で上振れ着地・通期計画を超過。
 
■プロルート丸光 <8256>
今期経常は94%増益へ。
 
■AMGホールディングス <8891>
前期経常を一転18%増益に上方修正・2期ぶり最高益更新へ。
 
■レノバ <9519>
前期最終を6.4倍上方修正。
 
■大戸屋ホールディングス <2705>
今期最終は黒字浮上で5期ぶり最高益更新へ。
 
■FOOD & LIFE COMPANIES <3563>
上期税引き前が57%増益で着地・1-3月期も81%増益。
 
■マークラインズ <3901>
1-3月期(1Q)経常は30%増益で着地。
 
■ソレイジア・ファーマ <4597>
開発品「SP-05」の進行大腸がんを対象とした第3相臨床試験で被験者の組み入れが完了。
 
■秀英予備校 <4678>
前期経常を4.7倍上方修正、未定だった配当は3期ぶり8円で復配。
 
■KeePer技研 <6036>
4月既存店売上高は前年同月比2.3倍。
 
■インソース <6200>
今期経常を14%上方修正・最高益予想を上乗せ。
 
■ミスミグループ本社 <9962>
今期経常は38%増で4期ぶり最高益、前期配当を1円増額・今期は9.02円増配へ。
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
7(金)
【国内】
3月毎月勤労統計調査(8:30)
4月マネタリーベース(8:50)
《決算発表》
三菱商、花王、オリンパス、住友商、日本製鉄、ミネベアミツミ、AGC、JAL、リコー、JFEHD、ブラザー、京阪HD、空港ビル、特殊陶、日ユニシス、DeNA、セブン銀行、オリコ、ナカニシ、ミクシィ、科研薬、TKC、サッポロHD、パイロット、扶桑化学、ローランド、デジアーツ、日本ライフL、千代建、兼松、ニチハ、三井海洋、コロプラ、ティーガイア、リコーリース、船総研HD、サカイ引越、渋谷工、長谷川香、いなげや、ミツウロコGHD、トーカイ、物語コーポ、島精機、上新電、EduLab、OBARA-G、ホシデン、日セラミ、アバント、タキロンシーアイ、新明和、日伝、邦チタニウム、東祥、スパークスG、オンコリス、スペースマーケ、東京通信、イルグルム、リンクバル、WASHハウス
 
【海外】
中国4月貿易収支
米4月雇用統計(21:30)
 
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