マザーズ指数は反落、約9カ月ぶりの安値水準

東証マザーズ指数は大幅に反落した。終値は前週末比41.72ポイント安い1042.82と2020年8月以来、約9カ月ぶりの安値水準だった。
米長期金利の上昇に対する警戒感から国内の新興市場でも連動しやすいとされるハイテク銘柄への売りが続いた。BASEやJTOWERなど時価総額上位銘柄が値を消すと、マザーズ市場も下落に転じる重い値動きでの推移となった。
ウェルスナビ、メルカリが下落した。半面、QDレーザやバルミューダ、Pアンチエイが上昇した。
市場では「前週末は新興の主力銘柄の決算発表が多かったため、さえない内容の銘柄に売りが出たことも指数の下押し圧力になった」との指摘があった。
値上がり銘柄数は69、値下がり銘柄数は281となった。
 
個別では、ヘッドウォータース、ビートレンド、ニューラルポケット、Kaizen Platform、バンク・オブ・イノベーションなど9銘柄がストップ安。オークファン、rakumo、ピアズは一時ストップ安と急落した。エムビーエス、Lib Work、ITbookホールディングス、インタースペース、トライステージなど95銘柄は年初来安値を更新。Chatwork、ベビーカレンダー、コパ・コーポレーション、いつも、ロジザードが売られた。
 
一方、I-ne、Fast Fitness Japanがストップ高。ロコガイド、ジーニーは一時ストップ高と値を飛ばした。サンワカンパニー、アライドアーキテクツ、テックポイント・インクなど6銘柄は年初来高値を更新。フルッタフルッタ、BuySell Technologies、QDレーザ、ジモティー、ベルトラが買われた。

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