日経平均株価は軟調で上値の重い展開となりそう。
日経平均株価の予想レンジは、2万7500円-2万7950円。
米国株は下落。NYダウ平均は54ドル安の34327ドルで取引を終えた。インフレへの警戒がくすぶる中、ハイテク株への売りが続いた。
ダウ平均は200ドル超下げたところからは持ち直して終えたものの、ウォルマートなど小売企業の決算が先に控えていたこともあり、全般的に買い手控えムードが強かった。
日経平均株価はきのう17日、買い先行後に下げ転換し、戻り待ちの売り圧力が強いことを意識させるような展開だった。手がかり材料難のなか、引き続き、時間外取引での米株価指数先物や台湾・加権指数、中国・上海総合指数などの動きに影響を受けそうで、手控えムードが強まる場面も想定される。
寄り前には1-3月期GDP速報値が発表予定。弱い内容となった場合に、ネガティブな反応が強めに出る可能性がある点には注意を要する。ハイテクを中心にグロース株は引き続き敬遠されそうで、終日上値の重い地合いが続くだろう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円台の前半(17日は109円24-26銭)、ユーロ・円が1ユーロ=132円台の半ば(同132円57-61銭)と小動き。シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、17日の大阪取引所清算値比15円高の2万7785円だった。
【好材料銘柄】
■ITbookホールディングス <1447>
今期経常は91%増で3期連続最高益更新へ。
■ジーエヌアイグループ <2160>
1-3月期(1Q)税引き前は73%増益で着地。
■cotta <3359>
発行済み株式数(自社株を除く)の3.60%にあたる40万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は5月19日から10月31日まで。
■日本コンピュータ・ダイナミクス <4783>
前期経常が上振れ着地・今期は73%増益へ。
■ノーリツ <5943>
今期経常を一転22%増益に上方修正、配当も19円増額。
■ティラド <7236>
前期経常が上振れ着地・今期は3.2倍増益、2期ぶり90円で復配へ。
■エスクリ <2196>
今期最終は黒字浮上へ。
■ウェッジホールディングス <2388>
上期営業が黒字浮上で着地・1-3月期も黒字浮上。
■リミックスポイント <3825>
順天堂大学とスカラ・マーケティングによるスマホで喉を撮影し、新型コロナを含む感染症の早期診断を可能にする映像診断検査の実証実験に参画。
■スカラ <4845>
1-3月期(3Q)税引き前は黒字浮上、今期配当を2円増額修正。
■トレックス・セミコンダクター <6616>
今期経常は66%増で4期ぶり最高益、4円増配へ。
【主な経済指標・スケジュール】
18(火)
【国内】
1-3月期GDP速報値(8:50)
《決算発表》
SRSHD、TYK、イチケン、シダックス、洋埠頭
【海外】
米4月住宅着工件数(21:30)
《米決算発表》
ウォルマート、ホームデポ
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
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