東証マザーズ指数は前日比22.57ポイント高の1092.07ポイントと続伸。
米国市場の下落した流れを引き継ぎ反落でスタートした。寄り付き後は、BASEやジーエヌアイグループなど時価総額上位の銘柄が上昇し相場をけん引、マザーズ指数はプラスに転じ堅調な値動きでの推移となった。日足チャートでは、2日連続の陽線での続伸となり、目先は底打したとの見方も買い要因とされたもようだ。
これまでに良好な決算を発表した銘柄などに買いが入った。ジーエヌアイやアンジェスなど医薬品株の上昇が目立った。AIinsやQDレーザが上昇した。半面、バルミューダやウェルスナビ、オキサイドが下落した。
市場では「マザーズ指数は、連日の大幅下落により値ごろ感が出た銘柄への買いが優勢だった」との声が聞かれた。代表的な暗号資産(仮想通貨)であるビットコインの価格が大きく下げたものの、マザーズ指数への影響は限られた。
ただ、「今後ビットコイン急落で損失を受けた投資家が換金売りを出す可能性があり、下値不安は残る」との指摘があった。
売買代金は概算で1504.63億円。騰落数は、値上がり248銘柄、値下がり95銘柄、変わらず11銘柄となった。
個別では、サイバートラスト、和心がストップ高。ランディックス、I-ne、アドベンチャー、アライドアーキテクツ、ジーニーなど7銘柄は年初来高値を更新。ピアズ、トヨクモ、テックポイント・インク、Appier Group、NexToneが買われた。
一方、コラボス、ユーザベース、ビーブレイクシステムズ、Sharing Innovations、ZUUなど9銘柄が年初来安値を更新。タメニー、アクセルマーク、オークファン、メドレックス、キャリアが売られた。
