日経ジャスダック平均株価は続伸した。終値は前日比11円82銭高い3813円26銭だった。
18日の米株式市場でNYダウは続落。4月住宅着工件数が予想を下回ったことや、イエレン財務長官が演説で法人税引き上げに言及したことが嫌気されたほか、根強いインフレ懸念からの売りにも押され、景気循環株からハイテク株まで広く売り優勢となった。
こうした米株安に加えて、前日の反発の反動もあり、ジャスダック平均は他の主要株価指数と並んで反落してスタート。ただ、東京株式市場全般において、値ごろ感に着目した押し目買いが入ったほか、直近の下落が特にきつかったマザーズ指数が大きく切り返して上昇していたことで、ジャスダック市場にも個人投資家の買い気が波及したようだった。
シンバイオやTホライゾン、シキノHTが上昇した。半面、マクドナルドやハーモニック、フェローテクは下落した。
ジャスダック市場の売買代金は概算で546億円、売買高は5353万株だった。値上がり銘柄数は354、値下がり銘柄数は247となった。
個別ではB-R サーティワンアイスクリーム、システムズ・デザイン、ヤマウホールディングス、前田製作所、テセックなど12銘柄が年初来高値を更新。シキノハイテック、クルーズ、日本エマージェンシーアシスタンス、ティビィシィ・スキヤツト、アールシーコアが買われた。
一方、日本電技、岩塚製菓、エフティグループ、白鳩、メディカル一光グループなど24銘柄が年初来安値を更新。シダックス、ホロン、今村証券、Nexus Bank、日本銀行が売られた。
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