【寄り付き概況】
20日の日経平均株価は続落して始まった。始値は前日比168円95銭安の2万7875円50銭。東京市場でもこの流れを受けた売りが先行し、下げ幅は200円を超える場面があった。
前日の欧州株が軒並み安となったほか、米国株市場もNYダウ、ナスダック総合指数ともに3日続落と調整局面が続いていることで、東京株式市場でも上値の重い展開を強いられている。
ビットコインをはじめ仮想通貨が急落していることを受け市場のセンチメントが悪化しており、東京株式市場でもその影響が避けられない状況にある。
ただ、米株市場では取引後半にかけて全体株価は戻り足をみせ、ナスダック指数はわずかな下げにとどまった。東京市場でも2万8000円台を割り込んだ水準では押し目買いの動きが想定され、底堅さを発揮する可能性がある。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)も朝安後下げ渋り、上げる場面もあった。
個別では、米国の税関当局が、中国・新疆ウイグル自治区の団体が関わった衣料品の輸入を一部差し止めていたと伝わったファストリが安い。ファナックやネクソンも売られている。
一方、米資産運用会社による5%超の株式保有が明らかになったソフトバンクグループ(SBG)は上昇している。東エレクやアドテスト、Jマテリアルも高い。
