12日の日経平均株価は買い先行後は、上値の重い展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万9000円-2万9400円。
NYダウ平均は188ドル高の32485ドルで取引を終えた。追加経済対策法案が成立したことで楽観ムードが強まる展開。ダウ平均とS&P500が史上最高値を更新し、ナスダックは2%を超える上昇となった。
きのう11日の堅調な地合いや、現地11日の米国株式が上昇したことなどから、買い優勢のスタートとなりそう。
ただ、買い手がかり材料に乏しいことから、積極的に買い進む動きは限られそう。また、今年に入り金曜日の立ち合い9日あるが、2勝7敗とさえないことが意識される場面もありそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の半ば(11日は108円66-67銭)とやや円高に振れる一方、ユーロ・円が1ユーロ=130円前後(同129円71-75銭)とやや円安方向にあるなど、まちまちの動き。
シカゴ日経平均先物6月限の円建て清算値は、11日の大阪取引所清算値比65円高の2万9105円だった。
【好材料銘柄】
■大盛工業 <1844>
上期経常を2.8倍上方修正。
■石垣食品 <2901>
アグリテック・フードテック事業を展開するベジタリアと資本業務提携。また、辛澤氏を引受先とする436万9000株の第三者割当増資を実施する。発行価格は103円。
■フージャースホールディングス <3284>
発行済み株式数の35.86%にあたる2063万7500株の自社株を消却する。消却予定日は3月25日。
■ラクスル <4384>
上期経常が黒字浮上で着地・11-1月期も黒字浮上。
■ニッパンレンタル <4669>
MBO(経営陣が参加する買収)による株式の非公開化を目指す。石塚春彦社長が代表を務める赤城がTOB(株式公開買い付け)を実施する。TOB価格は1株1050円で11日終値を14.4%上回る水準。買い付け期間は3月12日から4月22日まで。
■鎌倉新書 <6184>
今期経常は2.7倍増益へ。
■ダブル・スコープ <6619>
韓国子会社のW-SCOPE CHUNGJU PLANTがコスダックへの株式上場に向けた準備を開始。
■Macbee Planet <7095>
5-1月期(3Q累計)経常が35%増益で着地・11-1月期も2.8倍増益。
■はせがわ <8230>
今期経常を89%上方修正、未定だった配当は1.75円減配。
■アールプランナー <2983>
前期経常を22%上方修正。
■TOKAIホールディングス <3167>
今期配当を2円増額修正。
■フマキラー <4998>
今期経常を32%上方修正・3期ぶり最高益、配当も2円増額。
■アイモバイル <6535>
上期経常は59%増益・通期計画を超過。
■Fast Fitness Japan <7092>
3月31日現在の株主を対象に1→1.3の株式分割を実施。最低投資金額は現在の13分の10に低下する。
■GMOフィナンシャルホールディングス <7177>
2月営業収益は前年同月比58.2%増の45.2億円。
■カネミツ <7208>
今期経常を赤字縮小に上方修正。
■菱洋エレクトロ <8068>
今期経常は2.2倍増益へ。
【主な経済指標・スケジュール】
12(金)
【国内】
1-3月期法人企業景気予測調査(8:50)
メジャーSQ
《決算発表》
クミアイ化、ヤーマン、ソフトウェアサー、シーイーシー、オハラ、スマレジ、HEROZ、丹青社、CAICA、丸善CHI、J.S.B.、MSOL、gumi、イトクロ、エイチーム、ギフト、Link-U、トーエル、ベステラ、菊池製作、カラダノート、さくらさ、クロスプラス、モルフォ、VALUENEX、バリュゴルフ、シャノン
【海外】
米2月生産者物価指数(22:30)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
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