17日の日経平均株は、軟調な展開か。
日経平均株の予想レンジは2万9700円-3万円。
NYダウ平均とS&P500が下落した一方、ナスダックは小幅に上昇した。ダウ平均は127ドル安の32825ドルで取引を終えた。明日にFOMCの結果発表を控える中、前日まで7日続伸と強い基調が続いていたダウ平均が上昇一服となっており、きのうまで6日続伸の日経平均も目先の利益を確定する売りが優勢になると予想する。
ただ、ダウ平均はここまでの上昇度合いからすると、下げは限定的。ナスダックもプラスで終えており、やや弱めで様子見といった地合いとなるだろう。
地合いは悪くないとみられ、値動きの軽い中小型株への物色が中心になりそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=109円前後(16日は109円25-26銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の半ば(同130円19-23銭)と円高方向にあることから、輸出関連銘柄には重しとなる場面も想定される。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、16日の大阪取引所清算値比20円安の2万9700円だった。
【好材料銘柄】
■GCA <2174>
非開示だった今期税引き前は45%増益へ。
■キャリアデザインセンター <2410>
今期経常を一転黒字に上方修正。また、株主優待制度を実施。21年3月末時点で1000株以上を保有する株主を対象に、新潟県魚沼産コシヒカリ(予定)5kgを贈呈する。
■アスクル <2678>
今期経常を22%上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も6円増額。5月20日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。また、発行済み株式数の7.2%にあたる400万株の自社株を3月31日に消却する。
■LeTech <3497>
上期経常は21%減益・通期計画を超過。
■パイプドHD <3919>
前期経常を一転3%増益に上方修正・最高益、未定だった配当は2円増配。
■瑞光 <6279>
前期経常を41%上方修正。
■総合商研 <7850>
上期経常は63%増益・通期計画を超過。
■MICS化学 <7899>
今期経常を一転11%増益に上方修正。
■ケーズホールディングス <8282>
今期配当を10円増額修正。また、発行済み株式数の4.44%にあたる1046万3121株の自社株を消却する。消却予定日は3月31日。
■朝日放送グループホールディングス <9405>
今期経常を40%上方修正。
■日本テレホン <9425>
今期経常を一転17%増益に上方修正。
■ヨンキュウ <9955>
株主優待制度の実施回数を年1回から年2回(毎年3月末と9月末)に変更し、子会社西日本養鰻が養殖した「薩摩の若うなぎ」の蒲焼(保有株数に応じて3000円または6000円相当)を贈呈する。クオカードの選択は廃止。
■FRONTEO <2158>
エルピクセルと認知症診断支援領域の医療AIソフトウェアの開発に向けて共同研究を開始。
■電算 <3640>
今期経常を2.8倍上方修正、配当も3円増額。
■セレス <3696>
持ち分法適用関連会社のビットバンクが暗号資産取引所でベーシックアテンショントークンの取り扱いを開始。また、コンバージョン率向上支援チャットボット「Chap」と離脱防止ツール「Lip」をリリース。
■メディカル・データ・ビジョン <3902>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.63%にあたる25万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は3月17日から6月30日まで。
■ケーヨー <8168>
前期経常を22%上方修正。
■ながの東急百貨店 <9829>
東急 <9005> が株式交換で完全子会社化する。同社株1株に対して東急株1.14株を割り当てる。5月28日に上場廃止となる予定。
【主な経済指標・スケジュール】
17(水)
【国内】
2月貿易収支(8:50)
《決算発表》
サンバイオ、エニグモ、アルデプロ、ダブルエー、Mマート
【海外】
パウエルFRB議長会見
米2月住宅着工件数(21:30)
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
