FOMCで早期利上げ観測が後退、米ドル円は下落

[概況]

17日、欧米時間の外国為替市場において、米ドル円は米連邦公開市場委員会(FOMC)の内容などを受け一時108.740円まで下落した。米国時間に発表されたFOMCにおいて、米政策金利の据え置きが発表された。
 
また、注目された米利上げ時期の予想については、23年末までに利上げが実施されると予想したメンバーは18人中7人で、前回の5人からは増えたものの、少数派に留まり23年末時点で利上げをしていないと予想するメンバーは11人で多数派という結果となった。
経済成長と労働市場の予想については、参加者の中央値で失業率が21年末で4.5%、23年では3.5%まで低下すると予想。国内総生産(GDP)は今年6.5%増で前回の予想値4.2%増から上方修正となった。
米景気回復が予想される一方、利上げの前倒しとまではいかないとの見方などから、米ドル円は下落した。
テクニカル的には米ドル円は下方に位置する一目均衡表の転換線(108.597円)付近がサポートとして意識されるか注目したい。

[提供:AIゴールド証券株式会社]

 

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