日経ジャスダック平均株価は10日続伸した。10日続伸は2020年5月15日~6月2日の13日続伸以来の連騰記録。終値は前日比25円71銭(0.66%)高い3925円49銭と、2020年1月23日以来約1年2カ月ぶりの高値を付けた。前日の米国株高を好感した東証1部大型銘柄の値上がりに追随した。
時価総額上位株や好業績銘柄中心に、信用取引による短期的な値上がり益狙いとみられる買いが入った。シンバイオやメディアLが上昇したほか、今期税引き利益が4割増になるとの見通しを示したアピリッツはストップ高水準で配分された。
半面、ハーモニックやマクドナルド、ビジョナリーは下落した。
市場では、「新興市場は売り物が少なく、良好な需給に助けられて上げた」という。
ジャスダック市場の売買代金は概算で544億円、売買高は1億1252万株だった。値上がり銘柄数は419、値下がり銘柄数は213となった。
個別では、Shinwa Wise Holdings、アピリッツがストップ高。東葛ホールディングス、クラスターテクノロジーは一時ストップ高と値を飛ばした。東武住販、アトムリビンテック、北川精機、テクノホライゾン、寺崎電気産業など13銘柄は昨年来高値を更新。遠藤製作所、コーユーレンティア、ヒビノ、ガーラ、シンバイオ製薬が買われた。
一方、植松商会が昨年来安値を更新。ビジョナリーホールディングス、総合商研、ハチバン、明豊エンタープライズ、ニックスが売られた。
目次
