日経ジャスダック平均は12日続伸、売り買い交錯

 
日経ジャスダック平均株価は12日続伸した。終値は前週末比10円43銭高い3942円67銭と2020年1月以来約1年2カ月ぶりの高水準。ジャスダック平均の12日続伸は、2020年5月15日~6月2日の13日続伸以来の連騰記録だ。
世界景気の回復期待が続くなか、素材メーカーなどが上げた。
フェローテク、田中化研、ナカニシが上げた。シンバイオなど一部のバイオ株の上昇も目立った。半面、出前館、アンビスHD、ワークマン、メディアリンク、室町ケミカル、ハーモニックは下げた。
小型株は個人投資家の買いに支えられ、全体に底堅かった。マザーズ指数と日経ジャスダック平均が高安まちまちとなったことについては「ジャスダック市場はマザーズに比べて景気敏感業種の比率がやや高いということも、少し影響したのではないか」との指摘があった。
 
ジャスダック市場の売買代金は概算で533億円、売買高は9011万株だった。
値上がり銘柄数は373、値下がり銘柄数は253となった。
 
個別では、高見沢サイバネティックス、五洋インテックス、MICS化学がストップ高。Shinwa Wise Holdingsは一時ストップ高と値を飛ばした。藤田エンジニアリング、大本組、第一建設工業、ヒップ、コモなど21銘柄は昨年来高値を更新。ケアサービス、アズジェント、ファミリー、シンバイオ製薬、ナンシンが買われた。
 
一方、日本色材工業研究所が昨年来安値を更新。メディアリンクス、日本エマージェンシーアシスタンス、日本コンピュータ・ダイナミクス、室町ケミカル、エブレンが売られた。
 

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