23日の日経平均株価は反発後、もみ合いか。
日経平均株価の予想レンジは2万9000円－2万9300円。
NYダウ平均は103ドル高の32731ドルで取引を終えた。長期金利の低下を受けて、ハイテク株が上昇を主導。小幅に下げて始まったダウ平均も早々にプラス転換して上げ幅を広げた。米国の金利上昇が一服し、米国株もこれに対して買いで反応したことから、日本株も連れ高の展開を予想する。日経平均は日銀の政策見直しに伴って大きく崩れたが、直近2日間で1000円以上下落しており、リバウンド狙いの買いは入りやすいだろう。
ただ、買い手がかりに乏しいなか、年度末を控え、機関投資家によるポジション調整の売りも警戒されることから、上値は重いとみられる。
為替相場は、ドル・円が1ドル＝108円台の後半（22日は108円68－69銭）、ユーロ・円が1ユーロ＝129円台の後半（同129円16－20銭）と、やや円安方向にある。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、22日の大阪取引所清算値比185円高の2万9115円だった。
【好材料銘柄】
■東亜建設工業 <1885>
今期経常を一転8％増益に上方修正、配当も20円増額。
■ケア21 <2373>
4月30日現在の株主を対象に1→3の株式分割を実施。また、株式分割実施後も株主優待制度の対象は100株以上保有を据え置く。実質的な制度拡充となる。
■ハブ <3030>
ミクシィ <2121> と業務提携。ミクシィが資本参加し、同社の持ち分法適用関連会社となる。非開示だった前期最終は赤字転落へ。
■アクロディア <3823>
パソナグループ <2168> と約30秒の動画撮影で人の感情を可視化できる感情解析サービス「心ドック(仮称)」開発のための実証実験を行う基本合意を締結。
■ロングライフホールディング <4355>
発行済み株式数(自社株を除く)の1.30％にあたる13万5000株(金額で4000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月1日から22年3月31日まで。
■ホッカンホールディングス <5902>
今期最終を2.7倍上方修正。
■ナガオカ <6239>
中国子会社がスクリーン・インターナルの大口受注を獲得。受注金額は約5億円、契約納期は22年3月。
■ニッセイ <6271>
今期経常を35％上方修正。
■キャリアインデックス <6538>
今期経常を23％上方修正。
■サノヤスホールディングス <7022>
未定だった今期配当は5円実施。
■理経 <8226>
今期経常を一転黒字に上方修正、配当も無配→2円実施へ。
■コーア商事ホールディングス <9273>
4月30日現在の株主を対象に1→2の株式分割を実施。今期配当を実質増額修正。また、創立30周年記念株主優待を実施。21年4月末時点で100株以上を保有する株主に対し、クオカード1000円分を贈呈する。
■ナルミヤ・インターナショナル <9275>
前期経常を2.3倍上方修正、未定だった配当は31円実施。
■日本アジアグループ <3751>
特別配当300円を実施。
■ゼネテック <4492>
今期経常を77％上方修正、配当も7円増額。
■川崎地質 <4673>
洋上風力発電事業の海底地質調査でウインドパルと営業協力を締結。
■レントラックス <6045>
2月売上高は前年同月比52.4％増の11.7億円。
■ダイコク電機 <6430>
今期経常を40％上方修正。
■ウェルビー <6556>
今期経常を7％上方修正・最高益予想を上乗せ、配当も1円増額。また、株主優待制度を新設。毎年3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、ハビーアカデミーオンライン教室の入会金無料券(1万5000円相当)、受講料無料券(3万円相当)を贈呈する。
【主な経済指標・スケジュール】
23（火）
【国内】
《決算発表》
ダントーＨＤ
【海外】
米10-12月期経常収支（21:30）
米2月新築住宅販売（23:00）
米2年国債入札
《米決算発表》
アドビ、ゲームストップ
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