[概況]
23日、欧米時間の外国為替市場の米ドル円は一時108.395円まで下落し軟調な展開となった。欧州で新型コロナウイルスの感染拡大を受け、ドイツではロックダウンを延期することなどが報じられた。世界経済の正常化の遅れなどが懸念され、リスク回避の動きで円が買われたようだ。
また、パウエル米FRB議長とイエレン米財務長の下院証言でのハト派的な発言内容などを受け、米長期金利が下落したことも米ドル円にとって上値を抑える材料となった。
テクニカル的には米ドル円は一目均衡表の転換線(108.652円)を下抜けたことにより、同線がサポートからレジスタンスへ転換する可能性も考えられそうか。
[提供:AIゴールド証券株式会社]
