25日の日経平均株価は、不安定な値動きが続きそう。
日経平均株価の予想レンジは2万8200円-2万8600円。
NYダウ平均は3ドル安の32420ドルで取引を終えた。原油価格が大幅に反発してきたことでエネルギー株が強く、一時300ドル超上昇する場面もあった。しかし、ハイテク株の動きが弱くナスダックが軟調。これに引きずられるように終盤に値を消し、3指数そろって下落した。ナスダックは2%を超える下げとなった。
日経平均株価は、きのうまで4日続落し1811円(約6.0%)の下落となっていることから、短期的な戻りを試す動きが期待される。
ただ、手がかり材料に乏しいなか、3月期末を控えて機関投資家は積極的な売買が限られるとみられ、様子見ムードが広がる場面も想定される。75日移動平均線(24日時点で2万8394円)に接近し、同線を維持できるか否かがポイントとなりそう。
為替相場は、ドル・円が1ドル=108円台の後半(24日は108円60-61銭)、ユーロ・円が1ユーロ=128円台の半ば(同128円37-41銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、24日の大阪取引所清算値比145円高の2万8335円だった。
【好材料銘柄】
■オールアバウト <2454>
今期経常を11%上方修正・最高益予想を上乗せ、未定だった配当は4円増配。
■ハイパー <3054>
エプソン販売とオフィス向けインクジェットプリンターをはじめとする商品・サービスの強化で業務提携。資本提携も視野。
■三井金属 <5706>
今期経常を29%上方修正、配当も10円増額。
■パンチ工業 <6165>
今期経常を12%上方修正、配当も無配→2円実施へ。
■大泉製作所 <6618>
フェローテックホールディングス <6890> と資本業務提携。また、未定だった今期配当は8円実施。
■NaITO <7624>
前期経常を38%上方修正。
■東海東京フィナンシャル・ホールディングス <8616>
未定だった今期配当は14円増配。
■エディオン <2730>
今期配当を12円増額修正。
■キッセイ薬品工業 <4547>
米CGオンコロジー社が実施している膀胱がん用剤「CG0070」の国際共同第3相臨床試験に参画。
■いすゞ自動車 <7202>
トヨタ自動車 <7203> と資本業務提携。日野自動車 <7205> を含めた3社で商用車におけるCASE技術・サービスを企画する共同出資会社を設立する。また、発行済み株式数の8.37%にあたる7098万0600株の自社株を3月31日付で消却する。
■北陸電力 <9505>
今期経常を2.4倍上方修正、配当も5円増額。
【主な経済指標・スケジュール】
25(木)
【国内】
《決算発表》
ニイタカ、オプトエレクト
【海外】
EU首脳会議(オンライン、~3/26)
米10-12月期GDP確報値(21:30)
米7年国債入札
※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。
