マザーズ指数は5日続落、IT銘柄に売り

 
東証マザーズ指数は続落した。前引けは前日比8.99ポイント安い1154.87だった。24日の米国市場でナスダック総合株価指数が大幅に下落した。その流れを受け、国内の新興市場でも主力のIT(情報技術)銘柄に売りが膨らんでいる。
フリーやメルカリ、BASEが下落した。一方で、開発中の新型コロナ治療薬が第1相治験で「良好な結果」だったと発表したアンジェスが大幅高となった。INCやQDレーザが上昇した。
個人投資家の売買が活発だった中小型の成長期待株が大きく下落している点は気掛かりだ。直近では個人投資家の買い持ち高が増えていたと思われ、センチメントや投資余力に影響してこないか注目しておきたい。
値上がり銘柄数は156、値下がり銘柄数は179となった。
 
25日にマザーズ市場に上場したベビカレは買い注文が膨らみ、午前は取引が成立しなかった。前引け時点の気配値は7140円と、公開価格(4200円)を70%上回った。
 
25日にマザーズ市場に上場したジーネクストは買い注文が膨らみ、午前は取引が成立しなかった。前引け時点の気配値は2098円と、公開価格(1230円)を71%上回った。
 
 
個別ではヤプリ、coly、ココナラ、Sharing Innovations、東京通信など7銘柄が昨年来安値を更新。オンコリスバイオファーマ、Delta-Fly Pharma、フリー、i-plug、ヒューマンクリエイションホールディングスが売られた。
 
 一方、アンジェスがストップ高。ユニフォームネクスト、バーチャレクス・ホールディングス、INCLUSIVE、交換できるくんは昨年来高値を更新。BuySell Technologies、Branding Engineer、バリュエンスホールディングス、ココペリ、インフォネットが買われた。

株ちゃんofficial xはこちら!
目次