【寄り付き概況】
29日の日経平均株価は大幅続伸して始まった。始値は前週末比301円42銭高の2万9478円12銭。
前週末の米株高を好感した買いで寄り付きから上げ幅は300円を超え、一時は2万9510円と、取引時間中として3月19日以来の水準に浮上した。
新型コロナウイルスのワクチン接種拡大による景気回復期待で前週末の米株式市場では幅広い銘柄が買われた。なかでも世界的な需給逼迫が指摘されている半導体関連の上昇が目立ち、東京市場でも東エレクやアドテスト、信越化などに買いが先行、相場のけん引役になっている。鉄鋼や鉱業といった景気敏感株も高い。きょうは3月期末の権利付き最終売買日とあって配当取りなどを狙った買いが入りやすいというのも心理的な支えになっているようだ。
為替は1ドル=109円70銭前後と前週末夕方に比べ円安で推移している。
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)は上昇している。
寄り付き時点で業種別では33業種中、31業種が高く、値上がりは鉄鋼、建設、非鉄、不動産、電気機器など。値下がり上位に証券、空運となっている。
個別では、ファーストリテ、ソフトバンクグループ(SBG)、ソニー、ダイキン、ファナック、住友鉱が高い。
一方、郵船、デンソー、ネクソン、武田、オリンパス、野村が安い。。
目次
