弱含みの展開か

31日の日経平均株価は、弱含みの展開か。
日経平均株価の予想レンジは、2万9200円-2万9500円。
NYダウ平均は104ドル安の33066ドルで取引を終えた。10年債利回りが一時1.77%台まで上昇。これを嫌気してテクノロジー株が売りに押された。空運株やクルーズ株は強く、ファンド取引に絡んで急落していたバイアコムCBSなどにも買いが入るなど強弱感は交錯したが、3指数はそろって下げて終えた。
米国株の下落を受けて、売りが優勢になると予想する。米国株は大きく崩れているわけではなく、ドル円が110円台に乗せるなどフォローの材料もある。
 
きのう30日の日経平均株価は、方向感に乏しいながらも、権利落ち分(約180円)を埋め4日続伸した。市場では「基調の強さが確認されたが、買い上がるだけの材料に乏しい」(中堅証券)との声も聞かれ、利益確定売りに押される場面もありそう。日経平均株価は戻り局面では2万9500円より上が重いだろう。
 
為替相場は、ドル・円が1ドル=110円台の前半(30日は110円22-24銭)、ユーロ・円が1ユーロ=129円台の前半(同129円32-36銭)と小動き。
シカゴ日経平均先物の円建て清算値は、30日の大阪取引所清算値比110円安の2万9370円だった。
 
 
 
【好材料銘柄】
 
■バイク王&カンパニー <3377>
上期経常を52%上方修正・10期ぶり最高益、通期も増額。
 
■西松屋チェーン <7545>
今期経常は13%増で2期連続最高益、前期配当を1円増額・今期も23円継続へ。また、発行済み株式数(自社株を除く)の2.65%にあたる164万6000株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月1日から6月30日まで。
 
■ヤマシタヘルスケアホールディングス <9265>
今期経常を一転23%増益に上方修正、配当も27円増額。
 
■アルテック <9972>
12-2月期(1Q)経常は黒字浮上で着地。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.32%にあたる20万株(金額で5000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月1日から5月31日まで。
 
■片倉工業 <3001>
発行済み株式数(自社株を除く)の2.0%にあたる70万株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月1日から12月31日まで。
 
■マルマエ <6264>
今期経常を一転20%増益に上方修正、配当も2円増額。
 
■ログリー <6579>
転職メディア「転職アンテナ」を展開するmotoの株式を取得し子会社化する。また、ビルコムとの合弁会社「クロストレックス」の全株式を取得し子会社化する。
 
■広島ガス <9535>
今期最終を一転2.6倍増益に上方修正。
 
 
 
【主な経済指標・スケジュール】
 
31(水)
【国内】
2月鉱工業生産(8:50)
2月住宅着工統計(14:00)
《決算発表》
ニトリHD、トシンG、フィードフォー、TAKARA&C、スターマイカHD、日本エンタ、日プロセス、テクノアルファ
 
【海外】
中国3月製造業PMI(10:00)
米3月ADP全米雇用リポート(21:15)
米2月NAR仮契約住宅販売指数(23:00)
《米決算発表》
マイクロン・テクノロジー

※株式スケジュールは予定の為、変更される場合があります。

株ちゃんofficial xはこちら!
目次