反落スタート、米株安受け売り優勢

【寄り付き概況】

31日の日経平均株価は反落して始まった。始値は前日比154円37銭安の2万9278円33銭。30日の米株式相場の下落を受け、投資家心理が悪化。日本株市場でも幅広い銘柄に売りが先行している。
 
米長期金利が一時、1.77%と1年2カ月ぶりの高水準に上昇したことを背景にハイテク銘柄を中心に売られ、30日のNYダウ工業株30種平均が4営業日ぶりに反落。ナスダック総合株価指数も下落した。
 
1ドル=110円台に入るなど急速に円安に振れていることは輸出セクターに追い風として意識される。取引時間中はアジア株市場の動向や米株価指数先物の動きを横にらみに不安定な動きとなることも予想される。
 
米投資会社アルケゴス・キャピタル・マネジメントを巡る混乱の影響も大きく、銀行など金融株には売りが目立つ。
 
JPX日経インデックス400と東証株価指数(TOPIX)はともに続落している。
 
個別では、三菱UFJ、三井住友FG、みずほFGが売られている。ソフトバンクグループ、ファストリ、ファナック、信越化が安い。一方、外国為替市場で円相場が1ドル=110円台半ばまで円安になっており、東エレク、ソニー、トヨタ、いすゞが買われている。
 
 

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